今号の ICP-MS ジャーナルは、新しい Agilent 9500 ICP-MS の発売を記念する特集号です。9500 ICP-QQQ は MS/MS 機能を備え、使いやすさとハイスループットを重視して設計されています。ICP-MS ジャーナルの制作には常に楽しんで取り組んでいますが、新しい装置を取り上げる際はとりわけ胸が高鳴ります。9500 は、新しい部品や改良された部品が 85 % を超えるまったく新たなプラットフォームであり、開発に長い時間が費やされています。その中核をなすのがデュアルセルシステム(DCS)です。DCS が搭載されたことで、卓越した干渉除去性能により全質量範囲にわたって高感度を実現するアドバンスドヘリウムモード(AHM)での動作が可能になります。これは、低質量元素を分析するためにガスの交換が必要ないことを意味します。
また、リアクションガスとしてラボ内の空気を使用できるため、設置のハードルが下がります。高度な干渉除去(As や Se に対する REE++ 干渉成分など)のために、ラボに酸素ボンベを用意する必要はもうありません。
新しいハードウェアを十分に活用するための新しいソフトウェアスイート、OpenLab ICP-MS 1.1 も登場し、使いやすさと診断機能が大幅に向上します。
今回、アジレントの R&D エンジニア、化学者、プログラマの協力を通して、新しい 9500 に向けた彼らの献身と熱意を目にすることができて幸いでした。
皆様にも、この装置の素晴らしさを実感いただければと思います。
よろしくお願いします。
Glenn Woods
editor.the_icp-ms_journal@agilent.com
DE-016109