グリコシル化を確実に特性解析できます。インタクトグリコフォーム、糖ペプチド、および遊離グリカンを分析するための効率的なワークフロー。

近年のモノクローナル抗体(mAb)製品承認件数の急激な増加に伴い、包括的な分析および特性解析機能のニーズが高まっています。mAb は本質的に不均一な分子です。タンパク質のグリコシル化は、mAb の主要な翻訳後修飾(PTM)の 1 つで、多くの生物学的プロセスで重要な役割を果たします。mAb 分子へのグリカン結合の分布と組成は治療の効果や免疫原性に大きな影響を与えることがあるため、グリコシル化分析は重要な品質特性(CQA)です。グリコシル化と関連する治療用 mAb の一貫性のある品質管理は、医薬品の生物学的処理において高い優先事項となっています。

アジレントは、効率的な高感度 LC/MS 分析によって、mAb、融合タンパク質、その他のグリコシル化分子など、グリコシル化生物製剤のグリコシル化特性解析をサポートします。インタクトおよび還元型生物製剤のグリコフォームの分析、タンパク分解から生成された糖ペプチドの分析、酵素による切断などの作用によって放出されたグリカンの特性解析に対応可能です。

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感度および再現性の高いタンパク質のグリコシル化分析

糖タンパク質のグリコシル化とシアル酸分析

LC と FLD または質量分析とを使用した、N-グリカンの高精度定量のための実証済みの包括的ワークフローについて学習できます。

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N-グリカン分離:HILIC カラムが分析結果に与える影響

各メーカーの HILIC LC カラムを比較します。移動相の組成による影響と、カラムの選択における重要な要素について解説します。

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インタクトグリコフォームの分析

インタクトタンパク質レベルでの mAb グリコフォームの特性解析は、医薬品のバイオプロセス処理中に mAb グリコシル化を短時間で評価およびモニタリングするためのメソッドとして普及しています。

ウェビナー:糖鎖分析を成功に導く 3 つのステップ(Three Steps to Glycan Success)

アプリケーションノート:Agilent 6545XT AdvanceBio LC/Q TOF を用いた 3 レベルでのモノクローナル抗体のグリコシル化のプロファイリング

アプリケーションノート:A Comparative Study of the Intact Mass, Subunit Mass, and Released Glycans of Two Rituximab Biosimilars Using High-Resolution LC/MS(高分解能 LC/MS による 2 種のリツキシマブバイオシミラーのインタクト質量、サブユニット質量、遊離グリカンに関する比較研究)



糖ペプチドの分析

mAb のペプチドマッピングは、タンパク質生物製剤の包括的な特性解析の分析技法として広く使用されています。これは、mAb およびその変異体の完全なアミノ酸配列だけでなく、PTM および位置についての情報も提供します。比較的高い親水性を示す糖ペプチド用に最適化された、ペプチドマッピングワークフローにより、信頼性および再現性に優れた糖ペプチドの特性解析を実行できます。

アプリケーションノート:Glycopeptide Characterization for Various Monoclonal Antibodies Using the Agilent 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOF(Agilent 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOF によるさまざまなモノクローナル抗体の糖ペプチド特性評価)

アプリケーションノート:Separation of IgG Glycopeptides using HILIC-LC/MS in Comparison to RP-LC/MS(IgG 糖ペプチドの分離での HILIC-LC/MS と RP-LC/MS の比較)



遊離グリカンの分析

遊離グリカンは、糖鎖の同定および定量に有効なアプローチです。しかし、一般的に使用される糖鎖の前処理手順の大半は、2-アミノベンズアミド(2-AB)などの蛍光色素を使用しますが、これらの手順は比較的手間と時間がかかり、感度が低く、再現性が良くありません。アジレントは、再現性のある N-グリカンの前処理のための包括的、斬新で効率的なワークフローを提供しています。

ウェビナー:High-Throughput and High-Resolution N-Glycan Profiling Workflows Using InstantPC

アプリケーションノート:Improved Hydrophilic Interaction Liquid Chromatography for LC/FLD/MS Analysis of Released N-Glycan

App Note: モノクローナル抗体の N-グリカン分析:サンプル前処理からデータ解析までの包括的手法



カラムと消耗品を選択しやすく

医薬品の研究開発には、多大なコスト、困難、時間を伴うプロセスが必要とされます。アジレントは、分析を簡素化するために、適切なカラム、標準、試薬、消耗品を簡単にお選びいただけるオーダーガイドとセレクションツールを提供しています。アジレントは、お客様が必要とする分解能と性能を得られるようお手伝いします。

グリカン分析のカラムセレクタツールを使用する

AdvanceBio Gly-X IPC による N-グリカン分析のワークフローと消耗品ガイド

AdvanceBio Gly-X 2-AB による N-グリカン分析のワークフローと消耗品ガイ

シアル酸プロファイリング/定量のワークフローと消耗品ガイド




注目のアプリケーションノート

このアプリケーションノートでは、Agilent AdvanceBio Gly-X N-グリカンサンプル前処理および InstantPC キット、96-ct(GX96-IPC) を用いた、ハイスループットかつ高感度のグリカンプロファイリングを紹介しています。 このキットを用いることで、さまざまな分子サイズの 2 種類のモノクローナル抗体(EG2-hFc とリツキシマブ)から InstantPC ラベル化 N-グリカンの糖タンパク質の変性、脱グリコシル化、グリカン誘導体化、精製、検出を迅速に実行できます。グリカン前処理の手順全体を大幅に短縮して 1 時間未満で実行でき、蛍光検出の感度も向上します。したがって、このようなワークフローを使用すれば、サンプル前処理の信頼性と再現性が大幅に向上し、グリカンのプロファイリングと定量をハイスループットで実行できる可能性が非常に高くなります。また、ラボのあらゆる分析要件に容易に対応できます。
 

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この研究では、Agilent AssayMAP Bravo liquid handling platformを用いて、グリカン特性解析ワークフローのサンプルスループットを向上させる方法を紹介します。このソリューションは、Agilent 1290 Infinity II LC システム、Agilent AdvanceBio Glycan マッピングカラム、Agilent 高感度蛍光検出(FLD)、およびAgilent 6545XT AdvanceBio LC/Q-TOFで構成されています。Q-TOF データは Agilent MassHunter BioConfirm ソフトウェアで自動的に解析されます。このソリューションにより、簡便なサンプル前処理、効率的なデータ採取とデータ解析が可能になり、生産性が劇的に向上します。また、N-グリカンの質量データベースからの精密質量ピーク割り当てを用いた FLD または質量情報に基づいて、柔軟に定量を実行できます。
 

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ここで説明するワークフローでは、AdvanceBio シアル酸プロファイリングおよび定量キット酸加水分解により末端のシアル酸を遊離してから DMB ラベリングを実行し、定性分析と定量分析を実施します。サンプルと標準の DMB ラベル化シアル酸を逆相液体クロマトグラフィー(LC)で分離して、蛍光検出(FLD)により定量し、質量分析(MS)で構造を確認します。
 

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