アデノ随伴ウイルスベクター (AAV) の重要品質特性(CQA)を網羅的に評価する高感度・高特異性分析ソリューション

AAV(アデノ随伴ウイルス)を用いた遺伝子治療薬の開発では、カプシドタンパク質の同定、空/完全カプシド比、凝集体など、 複数の重要品質特性(CQA)を高精度かつ信頼性高く評価することが求められます。アジレントの機器、ソフトウェア、消耗品、 およびサービスは、これらのCQAの包括的なモニタリングを可能にし、堅牢な特性解析メソッドの開発を効率化します。
LC/MSやサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)などの先進的な分析技術により、カプシドの同一性確認、翻訳後修飾(PTM)の同定、 空/完全カプシド比や凝集体の評価を迅速かつ高い特異性・精度で実施できます。これにより、信頼性の高い分析データにもとづく意思決定を可能にし、 AAV医薬品開発のライフサイクル全体を支援します。

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分析スピード、特異性、精度を向上

ワイドポア SEC カラムによる凝集体分析

ポアサイズ 500 Å および 1000 Å の Agilent AdvanceBio SEC 2.7 µm カラムにより、AAV をはじめとするウイルスベクターの重要品質特性の分析を改善できます。

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LC/MS によるウイルスベクター粒子の特性解析

AAV の特性解析とカプシドタンパク質および PTM の確認に役立つ質量分析の有用性について詳しく取り上げます。

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アデノ随伴ウイルスの分析ツール

カプシドタンパク質の同一性の確認、AAV の空カプシド/完全カプシド分析、凝集体分析などの実績あるメソッドについて詳しくご覧いただけます。

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凝集体分析

凝集体は重大な不純物であり、アデノ随伴ウイルス(AAV)の形質導入効率の低下や生体内分布の変化につながり、免疫応答の引き金になる可能性もあります。凝集体の定量は、医薬品の一貫性を確保するために開発の早期段階で評価すべき重要品質特性(CQA)です。Agilent AdvanceBio SEC 500 Å および 1000 Å カラムは、AAV およびウイルス様粒子(VLP)の正確な凝集体分析に必要となる再現性の高い高分解能分離が可能です。



空/完全カプシドの分析

治療薬の効能、安全性、規制遵守を確保するうえで、アデノ随伴ウイルス(AAV)製剤における空カプシドと完全カプシドの比率を分析することが非常に重要になります。完全カプシドとは、治療用核酸ペイロードが収められたカプシドです。一方、空カプシドは免疫応答の引き金となり、有害作用を引き起こす可能性があります。規制機関では、一貫性と安全性を確保するために、完全/空カプシド比など AAV 医薬品の詳細な特性解析を実施するよう義務付けています。




カプシドタンパク質の同一性の確認

治療薬アプリケーションで使用される AAV の既知の血清型がいくつかあり、主な血清型として少なくとも 12 種類が同定されます。カプシドタンパク質の特性解析は、遺伝子治療薬の品質を保証するために重要です。しかし、血清型間の高度な配列相同性は、正確な同一性確認を複雑にしてしまう可能性があります。 LC/MS 分析は高速なうえ、AAV カプシドタンパク質を高い信頼性で正確に評価できる特異性が得られます。



早期開発段階における CQA の自動評価

早期段階で CQA を評価しておけば、AAV 製品およびプロセスの開発を効率化できます。開発を成果に結びつけるためには、同一性の確認、ウイルス価、効能、純度、および残存試験のための再現性の高いアッセイが不可欠ですが、操作が煩雑で時間がかかる可能性があります。一般には、さまざまな CQA の分析メソッドとして、ELISA や qPCR が使用されています。これらの分析を自動化することで、再現性と生産性を向上し、より迅速に、より高い信頼性で結果が得られるようになります。




注目のアプリケーションノート

サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)と複数の検出器を組み合わせることで、複数の重要な特性について AAV サンプルを特性解析できる強力な手法となります。Agilent AdvanceBio SEC 500 Å カラムでは、凝集体の詳細なプロファイルなど幅広い構造的特徴を調べることができます。蛍光検出を使用すれば、感度が向上し、サンプル量が少ない場合でも、低存在量の凝集体や不純物を簡単に追跡できます。‑A260:A280 比の評価からは、ピーク純度とカプシド封入に関する洞察が得られます。また、SEC と MALS 検出を組み合わせることにより、カプシドおよびゲノムの分子量、粒子サイズ、空/完全比などにもアクセスできるようになり、AAV の品質をより包括的に把握することができます。

     

AAV カプシドを構成するウイルスタンパク質の分析は CQA の 1 つであり、遺伝子治療ベクターの特性解析に不可欠です。Agilent ProteoAnalyzer システムを使用して高分解能 CE-SDS 分離を実行し、複数の AAV サンプルについて 3 種類のウイルスタンパク質(VP)サブユニット VP1、VP2、VP3 の比率を測定しました。その結果は、複数の AAV サンプルにわたって一貫していました。

   

AAV ベクターは依然として遺伝子治療の重要なプラットフォームであり、そのカプシドタンパク質の CQA を高精度で特性解析する必要性が高まっています。サンプル前処理からデータ解析にいたるエンドツーエンドの効率的なワークフローがあれば、カプシドタンパク質の質量の測定と PTM の同定を正確に行えます。Agilent 1290 Infinity III LC システムAgilent 6545XT AdvanceBio LC/Q‑TOF および Agilent MassHunter BioConfirm ソフトウェアを組み合わせることで、堅牢かつ高品質の AAV カプシドタンパク質分析を達成できます。

  


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