8697 ヘッドスペースサンプラ

• GC タッチスクリーンとブラウザインタフェースより、ヘッドスペースのステータス、ガイド、追跡状況を確認できます。
• 取り外し可能な 2 ラックでは 48 本のバイアル、取り外し可能な 5 ラックでは 120 本のバイアル（XL トレイ）を収納できます。
• 7697A ヘッドスペースサンプラと同じく独立式のキャリア流路を採用しており、バイアルを安全にベントできます。
• 新デザインのセプタムリテーナーナットと注入口ブラケットにより、トランスファーラインが改良されており、より安全な接続を実現しています。
• サンプルオーバーラップの最適化により、最大 12 個のバイアルを同時に加熱および振とうできます。
• 10 mL、20 mL、22 mL のバイアルに対応しており、異なるバイアルサイズを自由に組み合わせて分析できます。
• 取り外し可能なサンプルラックとスマートパークは、ヘッドスペースサンプラの稼働中でもトレイを交換できるため、シーケンスを実行しながらサンプルを追加できます。
• 8697-XL トレイではオプションの冷却プレートにより、温度の影響を受けやすいサンプルを 4 ℃ まで冷却できます。
• スマートパークボタンとトレイラック LED により、ヘッドスペースサンプラのステータスを把握できます。
• トランスファーラインインタフェース（XLSI）アクセサリにより、ヘッドスペースサンプラと ALS を GC の同じ注入口に接続できます。

• Intuvo 9000 GC システム
• 8890 GC システム
• 8860 GC システム
• 7697A ヘッドスペースサンプラ

• 機器コントロール	GC タッチスクリーン CDS
  GC インテリジェンスとの統合	適合
  動作モード	1 回抽出 マルチヘッドスペース抽出（MHE） マルチヘッドスペース抽出濃縮（MHC） メソッド開発モード
  オーブン内バイアル数	12 バイアル
  ピーク面積再現性	< 1 % RSD
  搭載サンプル数	48 バイアル 120 バイアル（XL トレイ）
  サンプルバイアル	10 mL 20 mL 22 mL
  サンプリングメソッド	EPC によるバルブとループ イナートフローパス
  温度コントロール（トランスファーライン）	オフ 室温 +5～300 ℃
  温度コントロール（バルブとループ）	オフ 室温 +5～300 ℃
  温度コントロール（オーブン）	オフ 室温 +5～300 ℃
  タイミングコントロール	0 ～ 999.99 分（0.01 分単位で増加）
  バイアルリークチェック	適合

• 

  多様なサンプルマトリックスの分析に対応
  
  ヘッドスペースは、サンプルの揮発性成分をガスクロマトグラフ（GC）に導入するのに使用される技術です。マトリックスは通常、GC システムへの直接注入に適していません。例として、ローション、血液、土壌、ポリマー、さらには電子部品のような液体や固体があります。マトリックスの上方に十分なスペースを空けた状態で、サンプルを密封されたバイアルに配置することにより、平衡状態に達するまで低沸点成分がガス相（ヘッドスペース）に移動します。揮発性物質は、分析のために GC に注入されます。

  詳細はこちら

• 

  1 回抽出、MHE、および MHC
  
  一般的なヘッドスペースには、バイアルあたり 1 回のサンプリングが含まれていますが、干渉マトリックスが存在する場合や標準溶液を同じマトリックス組成で作成できない場合は、定量が不正確になることがあります。マルチヘッドスペース抽出（MHE）を使用することにより、サンプルを加圧して、ヘッドスペースの量を GC で分析します。これを複数回繰り返して、1 セットのデータを取得します。マルチヘッドスペース抽出濃縮（MHC）は MHE に似ていますが、1 回の GC 分析を実施する前に、クライオトラップを使用して複数回の抽出量を GC 注入口で濃縮します。
• 

  サンプルオーバーラップ
  
  7697A 111 バイアルおよび 8697 ヘッドスペースサンプラを利用できる場合、サンプラでは最大 12 個のバイアルを同時に加熱および振とうできるため、サンプルオーバーラップによりスループットが向上します。この場合、現在のサンプルを分析している間に、次のサンプルの処理を開始できます。前の注入が開始され次第オーバーラップを開始するか、または GC 分析終了の一定時間前か後に開始するように設定できます。この機能により、サンプルオーバーラップなしの分析と比較して、合計分析時間を 60 % 程度短縮できます。

• 

  残留溶媒試験
  
  医薬品業界では、製造プロセス全体を通して溶媒を使用します。最終製品において、こういった化学物質が微量程度存在する場合があり、この中の一部は低濃度であっても、人体にとって有害になることがあります。ガスクロマトグラフィーでのヘッドスペースサンプリングは、処方薬中のクラス 1、クラス 2、クラス 3 溶媒の量が、USP <467> および ICH Q3C で規定されている限度量を下回っていることを確認するのに役に立ちます。アジレントでは、残留溶媒試験ですぐに使用できるヘッドスペース GC アナライザを提供しています。

  アプリケーションノートを見る

• 

  環境分析
  
  環境分析ラボでは、さまざまなマトリックス中に存在する多数の異なる化合物を分析していますが、この中の多くはガスクロマトグラフへの直接注入に適していません。ヘッドスペースサンプリングは、規制ガイドラインに適合した高感度の正確な分析結果を得るために、水、土壌、さらには電子部品中の揮発性成分を GC に導入する最適な方法です。
• 

  血中アルコール試験
  
  ヘッドスペースガスクロマトグラフィーのアプリケーションで普及しているものの 1 つに、血中のエタノール濃度の測定があります。こういった事例は裁判になることもあるため、正確で正当化できるデータを得ることが重要になります。アジレントでは、血中アルコール濃度（BAC）の分析および報告の要件に適合した、ヘッドスペース GC アナライザを提供しています。

  アプリケーションノートを見る

• ヘッドスペースサンプリングの基礎
• CrossLab 機器サービス

ページTOP

• トレーニングコース
• ウェビナー（e-セミナー）
• セミナー・展示会・学会情報

キャンペーン

• 【点検作業 10％ OFF】Agilent CrossLab メンテナンスディスカウントプロモーション（2025年 12月 16日まで）

イベント情報

• 全てのウェビナー情報はこちら
• 最新のセミナー／ワークショップ／学会／展示会出展情報