安全性毒性試験の失敗には、正しい失敗(学びがいのある失敗)と誤った失敗がある

創薬および医薬品開発における安全性および毒性試験(薬物毒性試験とも呼ばれる)は、新薬候補物質の安全性を評価するために実施される一連の評価です。新薬候補物質は、高い成功を収める可能性がありますが、悪影響を見逃した場合、多額の費用を要するリコールにつながることもあります。どの新薬候補物質が合格して、どの新薬候補物質が不合格となるのかを判断する際には、医薬品安全性試験の結果に対して高い信頼性が要求されます。アジレントにはニーズを支える装置と実績があります。

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新たな評価手法(NAMs)

米国 FDA などの世界中の規制機関は、科学的に検証された新たな評価手法(NAMs)を用いて、前臨床安全性試験における動物実験の削減を目指しています。NAMs には、人類生物学に高い関連性を持つ毒性を評価できる in vitro プラットフォームが含まれており、動物の使用を削減しながら、より迅速かつ正確にリスクを評価できる可能性があります。

アジレントの in vitro アッセイ、3D 細胞培養分析、細胞ベースのハイスループットスクリーニングソリューションを使用することにより、薬物毒性を高い信頼性で調査して、安全性を予測することができます。




薬物毒性測定のための実証済みメソッドのご紹介

研究用新医薬品(IND)アプリケーションを支援し、より迅速で正確かつコスト効率の高い医薬品開発を実現する in vitro 毒性アッセイをご紹介します。

細胞毒性試験は、新薬候補物質が細胞傷害や細胞死を引き起こす能力を測定するための評価です。従来のアッセイでは、標識された化合物の細胞内への移動や生体分子の細胞外への漏出を調べるために、膜の完全性を詳細に調査します。このようなアッセイは時間がかかり、提供されるのはエンドポイントデータのみです。これに対して、Agilent のxCELLigence RTCA 細胞毒性アッセイは、細胞毒性を引き起こす細胞機序に関するより詳細な知見を得るための定量的かつリアルタイムのデータを提供します。

    

   

Agilent xCELLigence RTCA HT 機器での細胞毒性剤のプロファイリング。詳細については、アプリケーションノート『Long-Term High-Throughput Cytotoxicity Profiling(長期的なハイスループットの細胞毒性プロファイリング)』をご覧ください

    

アプリケーションノート:

     

コンスタンツ大学と Boehringer Ingelheim の文献:Functional transepithelial transport measurements to detect nephrotoxicity in vitro using the RPTEC/TERT1 cell line(RPTEC/TERT1 細胞株を用いた in vitro 腎毒性検出のための機能的経上皮輸送測定)

   

リソース:細胞毒性評価のための細胞分析リソース

遺伝毒性とは、変異原性物質が細胞核酸に与える破壊的影響のことです。このような遺伝毒性アッセイを実施する従来のメソッドには、信頼性の高い性能と分析の点において課題が存在します。これに対して、Agilent BioTek 自動細胞イメージングシステムと Gen5 データ解析ソフトウェアに対して最適化された自動化ワークフローは、堅牢で再現性の高いソリューションを提供します。

   

   

Agilent BioTek Cytation 5 イメージング・マルチモードプレートリーダーを用いた、さまざまな濃度のトポテカン処理と免疫蛍光染色を受けた細胞における DNA 損傷測定。詳細については、アプリケーションノート『Automated Imaging and Dual-Mask Spot Counting of γH2AX Foci to Determine DNA Damage on an Individual Cell Basis(個々の細胞レベルでの DNA 損傷測定のための γH2AX foci の自動イメージングおよびデュアルマスクスポットカウント)』をご覧ください。

   

アプリケーションノート:

    

Likarda の文献:An Automated, Single Cell Quantitative Imaging Microscopy Approach to Assess Micronucleus Formation, Genotoxicity and Chromosome Instability(小核形成、遺伝毒性、染色体不安定性評価のための自動化された単一細胞定量イメージング顕微分光アプローチ)

   

リソース:遺伝毒性アッセイのための細胞分析リソース

肝毒性試験では、ヒト臨床試験に至る前に肝臓障害を引き起こす可能性のある化合物を同定します。ヒト関連肝細胞モデルを用いた in vitro 試験は、動物実験に代わるより倫理的で予測性の高い代替手段を提供することにより、研究者が肝臓の反応をより高い精度で評価することを可能にします。Agilent BioTek 自動細胞イメージングシステムを使用することにより、細胞の生存率と代謝機能を維持しながら、一貫性のあるハイスループットデータを生成できます。

   

   

Agilent BioTek Cytation 3 イメージングチャネルを用いて取り込んだ、ジクロフェナク処理された 3D 肝臓微小組織。詳細については、アプリケーションノート『The Impact of a 3D Human Liver Microtissue Model on Long-term Hepatotoxicity Studies(3D ヒト肝臓微小組織モデルが長期的な肝毒性研究に与える影響)』をご覧ください。

   

アプリケーションノートと技術文献:

    

マニトバ大学の文献:An Automated Multiplexed Hepatotoxicity and CYP Induction Assay Using HepaRG Cells in 2D and 3D(HepaRG 細胞を用いた 2D および 3 D における自動化された多重肝毒性および CYP 誘導アッセイ)

心臓毒性は、安全性の懸念により回収される薬剤の約 3 分の 1 を占めています。効率的な in vitro スクリーニングでは、収縮特性、生存率、電気生理学、ミトコンドリア機能など、複数の観点から心臓毒性を評価する必要があります。Agilent xCELLigence RTCA ePacer を用いたリアルタイムの機能細胞分析は、中程度から高いスループットで心臓毒性を評価する高感度測定を提供します。

    

   

Agilent xCELLigence RTCA ePacer を用いたレムデシビルの心臓安全性および毒性の評価。詳細については、アプリケーションノート『Multimodal Connected Workflow for Cardiotoxicity Assessment Using Human iPSC-Derived Cardiomyocytes(ヒト iPS 細胞由来心筋細胞を用いた心臓毒性評価のためのマルチモーダル接続ワークフロー)』をご覧ください。

   

アプリケーションノート:

   

米国 FDA の文献:International Multisite Study of Human-Induced Pluripotent Stem Cell-Derived Cardiomyocytes for Drug Proarrhythmic Potential Assessment(ヒト iPS 細胞由来心筋細胞を用いた医薬品の致死性不整脈の発生リスクに関する国際検証試験の成果)

   

リソース:Assess cardiotoxicity and safety in real time(リアルタイムでの心臓毒性および安全性の評価)

神経毒性試験では、ターゲット化合物が臨床試験に進む前に、神経系に悪影響を与えないことを確認します。薬剤が神経突起伸長と細胞生存率に与える影響を理解することは、神経毒性評価における重要な in vitro アッセイです。Agilent BioTek Gen5 神経突起伸長モジュールを備えた、Agilent BioTek 自動細胞イメージングシステムは、神経毒性研究のための柔軟な自動化プラットフォームを提供します。

   

   

Calcein AM で標識して、スタウロスポリンの濃度を増加させて処理し、Agilent BioTek Lionheart FX 全自動顕微鏡を用いて取り込んだ、iPS 細胞由来ニューロン培養。詳細については、アプリケーションノート『Rapid, Image-Based Viability and Outgrowth Analysis for Neurotoxicity Assays(神経毒性アッセイのための迅速な画像ベースの生存率および伸長解析)』をご覧ください。

  

アプリケーションノートと技術文献:

   

リソース:神経突起伸張解析のための細胞分析リソース

ミトコンドリア毒性は、薬剤の副作用の背後にある一般的なメカニズムであり、開発段階での開発中止(attrition)や市販後の回収の要因となります。ただし、一般的に使用されるエンドポイントアッセイでは、ミトコンドリア毒性を引き起こす可能性のあるターゲット化合物を同定するのに必要な感度が得られません。Agilent Seahorse XF アナライザおよび XF Mito Tox アッセイは、細胞代謝変動を多面的に可視化し、関連する細胞タイプを用いた薬剤誘発性のミトコンドリア機能障害のスクリーニングを可能にします。

    

   

Mito Tox 指数(MTI)の棒グラフ。各化合物について、3 つの独立した実験から得られた MTI 値を並べて比較しています。アプリケーションノートはこちら:A Customized XF Workflow for Detection and Characterization of Mitochondrial Toxicity(ミトコンドリア毒性の検出と特性解析のためのカスタマイズされた XF ワークフロー)

  

アプリケーションノートと技術文献:

   

米国 FDA の文献:Pexidartinib impairs liver mitochondrial functions causing cell death in primary human hepatocytes at clinically relevant concentrations(ペキシダルチニブによる、臨床的に関連する濃度のヒト初代肝細胞で細胞死を引き起こす肝ミトコンドリア機能の阻害)

   

Genentech のケーススタディ:医薬品開発でのミトコンドリア毒性評価

  

リソース:ミトコンドリア毒性評価のための細胞分析ソリューション


真の予測型薬物毒性評価に向けて前進

マルチモーダル接続薬物心臓安全性評価

心筋細胞(hiPSC-CM)を用いて、微小電極ベースの測定(生存率、収縮、ミトコンドリア毒性、細胞代謝)を実施します。

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ミトコンドリア毒性の評価

ミトコンドリア機能のリアルタイム直接測定の利点をご覧ください。

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薬剤誘発性ミトコンドリア毒性試験

薬剤安全性評価に、Agilent Seahorse XF Mito Tox アッセイキットを用いたミトコンドリア毒性試験を組み込みます。

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