細胞イメージングおよび顕微鏡

BioTek Cytation 5 細胞イメージングマルチモードリーダー

Cytation 5 は自動顕微鏡とプレートリーダー機能が 1 台になった装置です。研究内容に合わせた構成選択、必要に応じたアップグレードが可能です。顕微鏡モジュールは、最大 60 倍の倍率と、蛍光、明視野、ハイコントラスト明視野、カラー明視野、位相差像に対応しているため、多くのアプリケーションやワークフローで使用できます。

マルチモード検出モジュールには、フィルタベースとモノクロメータベースの蛍光検出、発光および UV-Vis 吸光検出が含まれます。Gen5 ソフトウェアにより、あらゆるイメージングとデータ取得を完全に制御し、さらに画像とデータ分析の強力な機能を使用できます。

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特長

モジュール式のアップグレード可能なイメージングモードとマルチモード検出により、標準的なマイクロプレートリーダーよりも幅広い細胞ベースのアッセイおよびアプリケーションに対応できます。
ハイブリッドプレートリーダーと高度な顕微鏡モードを組み合わせた、あらゆるアッセイに対応できるシステムであるため、生産性が向上します。
ヒットピッキング機能により、作業時間とコンピュータメモリを節約できます。分析のために不要なデータを採取する必要はありません。
スライドスキャニングからタイムラプス生細胞アッセイまで、あらゆる顕微鏡タスクを自動化できます。また柔軟性の高いハードウェアによって生産性を向上させ、手作業を減らすことができます。
モノクロメーターとフィルターの光学系の組み合わせにより、マイクロプレートアッセイの柔軟性と性能が向上します。光学系を柔軟に選択できるため、幅広いアプリケーションでのマイクロプレート測定が可能です。
BioTek Gen5 ソフトウェアによって、画像の処理と解析のワークフロー、およびデータ解析タスクを自動化できます。
波長幅可変の 4 重モノクロメーター光学系により、感度などのアッセイ性能を向上させ、検出下限を下げることができます。

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仕様


自動化の互換性	BioSpa BioStack サードパーティ BenchCel
カメラ	Sony CMOS, 16-bit color
環境制御	65 ℃までの 4-Zone インキュベーション結露防止ペルチェ冷却 CO2、O2 制御
フィルター検出モード	BRET 蛍光強度蛍光偏光発光時間分解蛍光 TR-FRET Alpha（レーザー）
イメージャー/リーダーのオプション	ジョイスティックステージコントロールレーザーオートフォーカス試薬インジェクター
イメージングメソッド	モンタージュマルチカラーシングルカラータイムラプス Z-stacking
イメージングモード	広視野蛍光明視野ハイコントラスト明視野カラー明視野位相差像
倍率範囲	1.25～60 倍（ドライ） 4～40 倍（位相差像）
顕微鏡の種類	倒立顕微鏡
モノクロメーター検出モード	UV-Vis 吸光蛍光強度（波長幅可変）発光時間分解蛍光（二次）
振とう	直線円 8 の字
対応ラボウェア	6 to 1536 ウェル plates スライド細胞培養ディッシュ細胞培養フラスコ（T25）血球計算盤チャンバースライド Take3/Take3 Trio

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用途

マルチモードプレートリーダーにイメージング機能を追加Cytation 5 は Agilent BioTek の定評のあるマルチモードプレートリーダーをベースに、イメージングモードをアップグレード可能なモジュール式として追加した装置です。イメージングモードの追加により、プレートリーダー機能だけではカバーできないセルベースアッセイにも対応可能となりました。細胞形態、シグナル局在、細胞数などの情報が Cytation 5 のイメージングモードから取得されます。プレートリーダー測定モードには、吸光度、蛍光、発光、蛍光偏光、時間分解蛍光、Alpha があります。イメージングモードには、蛍光、位相差像、HC (ハイコントラスト)明視野、明視野、カラー明視野があります。
デジタル顕微鏡機能：環境コントロールCytation 5 は固定サンプルの撮影からライブセルのタイムラプス撮影、低倍率レンズから高倍率レンズまで使用でき、手動で行っていた多くの顕微鏡アッセイを自動化します。Cytation 5 はあらゆるイメージングアッセイに対応します。ハードウェアには対物レンズを 6 本搭載でき、範囲は 1.25～60 倍、蛍光カラー 20 色以上、広視野カメラを選択可能です。自動化には、自動ステージ、オートフォーカス、自動対物レンズ切り替えが含まれます。ライブセルイメージングにはタイムラプスのライブセルイメージングのために、温度およびガス（CO<sub>2</sub> and O<sub>2</sub>）コントロールが搭載されています。
幅広い画像処理および解析機能専用のコンピュータで 1 つ 1 つ画像を処理して解析する必要はありません。Gen5 では解析条件をあらかじめプロトコルに組み込んでいれば、撮影後に自動的に行ってくれます。画像処理：スティッチング、Z-プロジェクション、デコンボリューション、デジタル位相差、フレーム補正、ノイズ除去。画像解析：セルカウント、コンフルエンス算出、細胞質解析、細胞内小器官解析、サブポピュレーション解析、シグナル転移、他多数...。

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アプリケーション

Hit-picking：プレートリーダー検出とイメージングを組み合わせた時間とファイル容量の節約（1）プレートリーダー機能で素早く GFP ポジティブなウェルを検出します。（2）GFP ポジティブなウェルのみを撮影。時間と PC のメモリ容量を節約します。
イメージングアプリケーションのパワフルなツール1 回の実験で表現型および定量データを収集できます。下記は、Cytation 5 の多数の重要なアプリケーションの一部です。

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テクノロジー

ハイブリッドプレートリーダー：柔軟性と高性能
Cytation 5 は特許取得済みのモノクロメーターおよびフィルターの組み合わせにより、ラボのさまざまなマイクロプレートアッセイに必要な柔軟性と性能を実現する高度なプレートリーダーです。モノクロメーター：波長幅可変、吸光、蛍光、発光フィルター：蛍光偏光、時間分解蛍光、Alpha レーザー。
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感度と特異性を向上させる波長幅可変機能
Cytation 5 のプレートリーダー光学系は、波長幅可変の 4 重モノクロメーター設計を採用しています。これにより、波長幅を 1 nm 刻みで、9～50 nm の範囲で自由に設定可能です。広い波長幅設定（1）では、感度が向上し検出限界が低くなります。狭い波長幅設定（2）では、複数の信号が存在する場合の特異性が向上するため、信号のクロストークが減り、アッセイの性能が向上します。
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