Agilent 9500 トリプル四重極 ICP-MS

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9500 トリプル四重極 ICP-MS

Agilent 9500 トリプル四重極 ICP-MS は、複雑な操作なしで ICP-MS/MS 並みの性能を発揮します。独自のデュアルセルシステムと、アドバンスドヘリウムモード(AHM)およびエアモードにより、複雑なマトリックスで高速で干渉のない分析を実行でき、信頼性の高い分析結果を提供します。

9500 ICP-QQQ はワークフローを中断させずに性能を向上させたいラボ向けに設計されており、メソッド開発とルーチン分析が容易です。AHM を複数のチューンモードの代わりに使用すると、取り込み時間を 33 % 以上短縮できます。またエアセルは周囲空気を使用して、分析の障害となる干渉を除去します。

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特長

  • 独自のデュアルセルシステム(DCS)とアドバンスドヘリウムモードおよびエアモードの組み合わせにより、複雑なサンプルマトリックスで干渉をシンプルかつ強力に除去します。
  • アドバンスドヘリウムモードは複数のチューンモードの代わりに使用できる単一の効率的なモードであり、取り込み時間を 33 % 以上短縮してルーチン分析を高速化できます。
  • エアセルは酸素マスシフトリアクションに周囲空気を使用して、分析の障害となるオンマス干渉を解決します。このため追加の反応性ガスインフラストラクチャが不要になり、関連する安全上の懸念を解消できます。
  • DCS と AHM を組み合わせると、衝突誘起解離(CID)と運動エネルギー弁別(KED)を 1 つの高性能モードに統合できるため、低い質量感度を維持しながら干渉を強力に除去できます。
  • プリセットメソッド、Method Advisor、自動メソッド変換ツールによりメソッドをシンプルに設定できるため、ICP-QQQ をルーチン分析に容易に使用できます。
  • シングル四重極の使いやすさとトリプル四重極の機能を兼ね備えているため、少ないトレーニングでより多くの成果を達成できます。
  • ハードウェア設計が改良されているため、性能と使いやすさが向上しています(新しい u-レンズ、300 u まで拡大した Q2 質量範囲、0.05 ms の最小ドウェルタイムなど)。
  • Easy-fit サンプル導入、使いやすさの向上、人間工学に基づく設計により、設置とメンテナンスがシンプルで手作業が減り、日常的に安心して運用できます。
  • アジレントの自動化オプションが統合されているため、無人分析、自動希釈/キャリブレーションにより生産性が向上し、サンプルあたりのコストを削減できます。

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機能および原理

  • 9500 トリプル四重極 ICP-MS のデュアルセルシステム(DCS)はどのような仕組みになっているのでしょうか?

    DCS の強力な干渉除去に役立つのは、Q1 と Q2 の間のセル内にある個別に制御された 2 つのイオンガイドです。前方のイオンガイドが高エネルギーコリジョンを促進し、CID、KED、効率的な化学反応を可能にします。後方のイオンガイドはイオンを熱運動化して集中させ、MS 検出のアバンダンス感度を上げます。前方と後方のイオンガイドの電圧差により、セル内に KED 障壁ができます。この独自の DCS 技術を用いた AHM とエアモードにより干渉除去が改善され、ICP-MS 分析がシンプルになります。
  • 9500 ICP-MS/MS のアドバンスドヘリウムモード(AHM)はどのような仕組みになっているのでしょうか?

    AHM では、分析対象物の質量に従って DCS の RF 幅がスキャンされ、He モードで低質量感度が維持されます。中~高質量の分析対象物では、KED と CID のメカニズムの組み合わせにより、多原子干渉が効率的に除去されます。これらのプロセスがともに 1 つの効率的なモードで実行されると、質量範囲全体で感度が維持され、通常は取り込み時間が 33 % 以上短縮されます。

    AHM のテクニカルノートはこちら

  • 9500 ICP-MS/MS のエアモードはどのような仕組みになっているのでしょうか?

    独自の DCS 技術により、エアセルリアクションモードを利用できます。エアモードでは、周囲空気を取り込んで精製してからセルに導入します。このため、酸素シリンダなしでリアクションベースの干渉除去が可能です。空気中の酸素がマスシフトされたプロダクトイオンを形成するため、分析の障害となるオンマス干渉を解決できます。このため、9500 では分析の障害となる希土類二価イオン干渉(Ge、As、Se などの場合)や、見過ごされがちな酸化物干渉(Cd に対する MoO、Hg に対する WO、Gd に対する LaO や PrO など)を解決でき、ラボのセットアップや安全性の要件もシンプルになります。

    エアモードのテクニカルノートはこちら

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アプリケーション

  • ICP-QQQ とデュアルセルシステムおよびディスクリートサンプリングによる水の分析

    このアプリケーションノートでは、Agilent 9500 ICP-QQQ とアドバンスドヘリウムモードのデュアルセルシステムを AVS MS ディスクリートサンプリングと組み合わせて、環境水を高速、高精度で分析する方法を説明します。2 時間のシーケンスで、141 種類のサンプルと QC を 138 分で測定し、同等のシングル四重極 ICP-MS メソッドより 50 % 高いスループットを示しました。また高マトリックスサンプルで精度、安定性、堅牢な性能を維持できました。

    環境アプリケーションノートはこちら(英語)

  • ICP-QQQ とディスクリートサンプリングおよび自動希釈による食品の自動分析

    このアプリケーションノートでは、Agilent 9500 ICP-QQQ とデュアルセルシステム、AVS MS ディスクリートサンプリング、ADS 2 自動希釈を使用して、AOAC に準拠した食品分析を高速かつ正確に実行する方法を説明します。このワークフローではキャリブレーションと希釈を自動化し、分析の障害となる As と Se への干渉を除去し、同等の ICP-MS メソッドと比べてサンプルあたりの分析時間を約 30 秒短縮して生産性を向上させ、堅牢な長期的安定性を維持しています。

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  • ICP-QQQ と内蔵型アドバンスドバルブシステムによる海水の直接分析

    このアプリケーションノートでは、Agilent 9500 ICP-QQQ と AVS MS により、オンライン逆希釈を用いて海水を直接分析する方法を説明します。この堅牢なメソッドでは、26 種類の元素で ppt レベルの MDL、CRM と添加サンプルで 90~110 % の回収率、100 回の無希釈海水の注入で安定した性能を達成し、EPA Method 200.8 の QC 要件を満たしました。またサンプル前処理がシンプルで、重いマトリックスサンプルでもハイスループットで分析できました。

    海水のアプリケーションノートはこちら

  • Agilent 9500 ICP-QQQ と m-レンズによる高純度試薬の超微量分析

    このアプリケーションノートでは、Agilent 9500 ICP-QQQ とオプションの m-レンズを使用して、ホットプラズマ条件下で高純度試薬の超微量分析を実行する方法を説明します。このシステムで 1 % の HNO3 と 9.8 % の H2SO4 にプリセットメソッドを使用したところ、分析対象物全般(H2SO4 中の分析困難な Zn を含む)でサブ ppt または 1 桁の ppt の検出下限と低バックグラウンドを達成し、半導体グレードの不純物分析用の高感度で再現性の高いワークフローになることがわかりました。

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