1290 Infinity III 蛍光検出器

1290 Infinity III 蛍光検出器

Agilent 1290 Infinity III 蛍光検出器(FLD)は、高精度とシンプルさという特長を備えた液体クロマトグラフィー蛍光検出器です。この FLD 検出器は非常に高感度かつ高速であるため、超高性能液体クロマトグラフィー(UHPLC)ワークフローに適しており、超微量の分析対象物を明確に検出できます。また高度な光学設計により、高速な励起と発光波長切り替え、低拡散フローセルの搭載が可能で、直感的に操作できます。

この蛍光検出器は励起と発光の両次元でスペクトルデータを提供するため、バイオ医薬品、食品安全性、環境 UHPLC などの幅広いアプリケーションで複雑なサンプルを正確に特性解析できます。

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特長

  • 優れた蛍光感度:ラマン S/N > 2,500、ダークノイズ > 30,000 S/N を達成し、クリーンなベースラインと強いピークで信頼性の高い微量レベルの検出が可能です。
  • UHPLC に対応したピーク完全性:2 µL と 13 µL の低拡散フローセル、高速取り込み、高速波長切り替えによる信頼性の高い積分で、シャープな UHPLC ピークを得ることができます。
  • 1 回の注入で多くの成果:1 回の分析で最大 5 個の Ex/Em ペア、200~800 nm のオンラインスペクトルを確認でき、250 ms 以下で波長切り替えが可能なため、再注入の必要性が少なくなります。
  • 高速波長切り替え:波長切り替え速度が 250 ms 以下であるため、高速メソッドで選択性を維持できます。例えば、PAH ワークフローでは約 1.8 の Rs で切り替え速度が約 120 ms です。
  • 広い直線ダイナミックレンジ:アプリケーション試験において 5 桁以上(LDR では最大 6 桁)のダイナミックレンジで定量でき、一般的な直線性は 0.999 以上です。
  • 前面から簡単に保守作業が可能:メンテナンスが必要なときは、ランプ(統計的に適格とされるランプ寿命の保証期間は 2000 時間)、フローセル、ウィンドウを前面から工具なしで簡単に交換できるため、ダウンタイムを大幅に低減できます。
  • 広範囲の pH 耐性:pH 耐性が 1.0~12.5 と広範囲であるためメソッドの柔軟性が高く、バイオ医薬品やルーチン QC のワークフローに適しています。
  • 幅広いソフトウェアをサポート:OpenLab CDS と ChemStation のワークフローをサポートしており、Chromeleon、Empower、MassHunter との互換性がロードマップに従って拡大しています。
  • 高エネルギー光学設計:150 W の Hg-Xe ランプと高性能な光学機器により、強い励起エネルギー、安定した出力、低ノイズの信号品質を得ることができます。
  • バイオ医薬品に適した柔軟性:生体適合性のある低吸着の接液面材質と UHPLC 向けに最適化された流体により、キャリーオーバーや金属とイオン間の相互作用を最小限に低減できるため、ペプチド、グリカン、オリゴヌクレオチドに最適です。

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機能および原理

  • 高感度を重視した設計:蛍光検出器光学システムの内部

    1290 Infinity III 蛍光検出器は新開発の光学ベンチを使用しているため、信号を最大化してノイズを最小化できます。高強度の Xe-Hg ランプ、最適化されたミラー、高分解能モノクロメータを搭載しており、高速な波長切り替えと低迷光により、励起と発光の正確な制御が可能です。出荷時にキャリブレーション済みであるため、高い波長精度と機器間の再現性を確保できます。そのため、UHPLC ワークフローで低濃度の分析対象物を確実に定量できます。
  • UHPLC 向けに最適化された新しい FLD フローセルにより、最大限の感度と堅牢性を確保できます。

    1290 Infinity III 蛍光検出器は超高性能液体クロマトグラフィー(UHPLC)向けに設計されており、超低分散性と最大 6 MPa という堅牢な圧力耐性を兼ね備えた 2 µL と 13 µL のフローセルを搭載しています。低容量セルでは、超高速グラジエントでもシャープなピークと分解能を維持できます。一方、高容量セルでは、微量濃度のアッセイで高い感度を得ることができます。どちらのセルもユーザーが工具なしで交換できるため、要求の厳しい LC および LC/MS アプリケーションにおいてダウンタイムを低減し、性能の一貫性と再現性を確保できます。

    フローセルの交換方法

  • 高感度な Xe-Hg 光源による信頼性の高い UHPLC 蛍光検出

    1290 Infinity III 蛍光検出器の Xe-Hg ランプは、広い波長範囲で高強度の超安定的照射ができるため、高い励起効率と低い検出下限を達成できます。これが最適化された光路に統合されているため、UHPLC メソッドの優れた S/N 比と一貫した波長精度を確保できます。このランプはユーザーが工具なしで交換できるため、簡単に交換し、ダウンタイムを最小化し、長期間の微量レベルの蛍光定量で信頼性の高い性能を確保できます。

    FLD ランプの交換方法

  • OpenLab CDS/ChemStation ワークフローをサポートし、ロードマップに従って幅広い CDS との互換性を拡大

    実績のある LC ソフトウェア環境に検出器を統合し、OpenLab CDSChemStation のワークフローをサポートしています。Chromeleon や Empower などの主要な CDS プラットフォームとの互換性が拡大しており、MassHunter ワークフローのサポートは所定のロードマップに従っています。このため、ルーチン/規制対象のラボ環境で、既存メソッドの保護、展開の簡素化、導入のサポートが可能です。

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アプリケーション

  • Agilent 1290 Infinity III 蛍光検出器による PAH の高感度検出

    多環芳香族炭化水素(PAH)は環境中での残留性が高い有機汚染物質であり、その化学的安定性と毒性から、環境モニタリングにおける重要ターゲットとなっています。Agilent 1290 Infinity III 蛍光検出器(FLD)は直線ダイナミックレンジが広く、PAH を高い感度と低い検出/定量下限で測定できます。低分散セルは UHPLC に対応しており、シャープなピークを得られます。また高速な波長切り替えにより、最適な波長で化合物を検出できます。

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  • InstantPC ラベル化 N-グリカンの高感度で再現性の高い分析

    N-グリカンの高感度で再現性の高い分析は、バイオ医薬品の品質管理の最も重要なアプリケーションの 1 つです。このアプリケーションノートでは、Agilent 1290 Infinity III Bio LC1290 Infinity III 蛍光検出器の組み合わせにより、複雑な治療用タンパク質に含まれるグリカンの正確な特性解析に最適な、低い検出下限、低分散によるシャープなピーク形状、堅牢な UHPLC 性能を得られることを実証しています。

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  • 1290 Infinity III 蛍光検出器によるアフラトキシンの高感度検出

    アフラトキシンの超微量検出が、かつてないほど簡単になりました。この蛍光検出器はフェムトグラムレベルの感度があり、ポストカラム誘導体化が不要なため、UHPLC 条件下で正確に定量できます。検量線は 5 桁の濃度範囲にわたって優れた直線性(R² > 0.99998)を示しています。1 fg/µL という微量なアフラトキシンでも明確、高速、確実に測定できるため、コンプライアンスを遵守し、再分析を減らし、食品安全性ワークフローを加速できます。

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