Vaya ラマン原材料同定検証システム

ラマン分光分析

Vaya ラマン原材料同定検証システム

Agilent Vaya ラマンハンドヘルド分光計は、サンプリングの必要性が低減し、コスト増を招くことなく原材料同定検証のスループットを向上できる携帯型ラマン分光計です。透明なガラスバイアルから茶色の紙袋まで、幅広い容器に対応する Vaya は、透明な容器越しのクラス最高の試験と、不透明な容器越しの革新的なハンドヘルド試験を実現し、可能な限りの短時間で原材料を製造へ引き渡すことができるハンドヘルドラマンです。

Vaya により現行の試験プロトコルが改善され、少量のサンプリングではなく、100 % 同定試験が可能になります。将来、規制当局が課す試験が増えたとしても、機器を追加することなく、さらに高スループットのプロセスに移行できます。Vaya システムは従来型ラマンと独自の空間オフセット型ラマン分光(SORS)を兼ね備えており、サンプル/容器の幅広い組み合わせに対応しています。原材料同定試験に特化したワークフローにより、規制に全面的に準拠した高速同定を実施でき、最小限のトレーニングとオペレータスキルで、簡単に配備して使用できます。


<ラマン製品のお問い合せ>

Agilent ラマン製品に関する販売およびサポートは、
ジャパンマシナリー株式会社に委託しております。
お問い合わせはジャパンマシナリー株式会社までお願いいたします。

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特長

  • 効率的な動作:不透明な容器越しに数秒で同定を完了。サンプリング室は不要、原材料の扱いは最小限
  • 大半の原材料と容器に対応:SORS 技術により、容器やライナーの干渉を受けず、蛍光を最小限に抑えて原材料同定検証を実施可能
  • さまざまな種類の容器越しの高速かつ堅牢な同定:Vaya は、透明な容器内の原材料を従来のハンドヘルドシステムよりも高速に同定し、白色や色付きのチューブ、FIBC、紙袋、茶色のボトルのような不透明な容器越しの同定にも対応
  • 容器の完全性を保持:危険な原材料への曝露をなくし、殺菌済み内容物の有効期間を維持、不要な廃棄物を防止
  • 使いやすさ:原材料同定に特化したワークフロー、明確な合格/不合格分析、直観的なメソッド開発ウィザードにより、最小限のトレーニングで使用可能
  • GMP に準拠:完全な監査証跡付きのバッチ同定とメソッド開発、21 CFR Part 11 コンプライアンスをサポート
  • すぐに配備可能:LIMS で使用可能なデータ、高速データ入力/メソッド選択用の 2 次元バーコードリーダ、データ同期用 Wi-Fi

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仕様

  • 仕様 説明
    寸法 幅:127 mm
    高さ:60 mm
    長さ:257 mm(テストピース装着時)
    テクノロジー SORS
    レーザ波長 830 nm
    レーザの出力 最大 450 mW で調節可能(クラス 3B)
    パワー リチウムイオン電池パック、4 時間以上の動作時間
    重量 1.62 kg
    バーコードスキャナ 大半の 1 次元および 2 次元バーコードをサポート
    インターフェース Wi-Fi
    イーサネット(イーサネットドングル経由 RJ-45)
    認定および
    コンプライアンス
    21 CFR Part 11、USP <1120> および EP 2.2.48、USP<1225>、USP<1058>
    付属アクセサリ 2 個のリチウムイオン電池、ハンドストラップ、ショルダーストラップ、ボトルアダプタ、
    バイアルホルダ、5 個のバイアル、NIST トレース可能なシステムチェックテストピース

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機能や働き

  • 倉庫への配備

    Vaya は隔離エリアで使用できるように設計されています。容器と内容物に応じて測定モードが自動的に調整され、最良のテスト速度と効率が得られるように、ラマン信号と測定時間が最適化されます。合格/不合格の結果が数秒で分かり、LIMS 解析およびバーコードスキャンによって、倉庫の受け入れプロトコルに簡単に統合できます。

  • 新しい材料用のメソッドの開発

    直観的なウィザードに従ってメソッドを開発できます。原材料と容器の分光分析評価、メソッド開発、薬局方ベースの同定メソッド検証まで、ガイドに沿って実行できます。メソッド評価やスペクトルアドバイザなどの機能を使用すると、配備する前にメソッドを強化、検証して、堅牢なメソッドを開発できます。

  • ユーザビリティ

    Vaya は、シンプルな LCD インタフェースと機械式キーパッドから操作します。また、迅速かつエラーなしにデータを入力できるバーコードスキャナを搭載しています。オンボードソフトウェアが、21 CFR Part 11 コンプライアンスをサポートする専用の原材料ワークフローにより、明確で信頼できる答えを提供します。組み込み型 Wi-Fi アダプタによって企業ネットワークに自動的に接続し、データの同期やデータベースのバックアップが実行されます。

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技術

  • 空間オフセット型ラマン分光(SORS)
  • 空間オフセット型ラマン分光(SORS)は、内容物が不透明な層や容器の内側にある場合に物質を分析するための唯一の方法です。この高度な技術を備えたアジレント製品は、医薬品の品質管理における原材料同定など、さまざまなアプリケーションで使用することができます。RapID および Vaya システムは SORS を活用して容器の内容物を検証することで、品質管理での処理やラボ試験の時間を大幅に短縮します。

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