このたびのパンデミックより、感染病と、微生物や病原体の宿主を特定し、理解する必要性に対する世界的な注目が高まりました。

パンデミック収束への道のり

味方と敵

顕微鏡によって 17 世紀に最初の微生物が特定されてから、物理的環境や生物を規定することに対し、どのように微生物が関わっているかが明らかになったばかりです。それには、有益な影響と有害な影響の両方の側面があります。

微生物を検出するには、従来の培養や、より最新のメタゲノミクス関連の技術など、多数の方法があります。しかし、これまで、さまざまな微生物含有量について、多数のサンプルを迅速に、簡単に、かつ経済的に調べる手段はありませんでした。

数千のウイルスと病原微生物のスクリーニング機能

ペンシルベニア大学ペレルマン医学部の Erle Robertson 博士と研究者チームは、最近、Agilent SurePrint マイクロアレイ技術のカスタム化機能と柔軟性を活用し、SARS CoV 2 プローブを含めるように PathoChip アレイを改良しました。

パンデミック収束への道のり

Pathochip では、多様なタイプの開始サンプルを使用し、数千のウイルスと病原微生物から DNA および RNA の両方を検出できます。このマイクロアレイには、すべての既知および公開されているウイルスの配列と、数百の病原菌、菌類、酵母、蠕虫のためのプローブが含まれてます。また、新しい生物や品種の検出に使用できます。

柔軟に対応

2016 年に最初に開発された独自設計の UPenn Pathochip は、国際的なニーズに対応できるよう、進化することが可能です。現在アレイには、現在のパンデミックに対応するために最近追加された 19 の SARS-CoV-2 プローブを含め、ユニークな標的のための 37,704 プローブと、保存された標的のための 23,627 プローブが含まれています。  オンデマンドウェビナー「SARS-CoV-2 のための新しい病原体検出アッセイ」の中で、Robertson 博士は、SARS-COV-2 プローブを含めるために、どのように PathoChip アレイが改良されたかについて詳しく説明しています。

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