ProteoAnalyzer System

ProteoAnalyzer System

ProteoAnalyzer System

[RUO]

Agilent ProteoAnalyzer System は、還元および非還元タンパク質サンプルのキャピラリ SDS ゲル電気泳動(CE-SDS)分析を自動化するパラレルキャピラリ電気泳動装置です。12 サンプルをわずか 30 分で泳動でき、SDS-PAGE ゲルの充填、染色/脱色、分析という手間のかかるプロセスが不要になるため、分析結果に集中することができます。

ProteoAnalyzer System は 10~240 kDa のタンパク質を分離し、幅広いサイズのタンパク質を 1 回で分析できます。独立したキャピラリが泳動のたびに洗浄されるため、モノクローナル抗体、バイオシミラー、タンパク質の精製フラクション、粗抽出物など、多様なサンプルの分析が可能です。

※製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。

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特長

  • 短い分析時間 — 最短 30 分で 12 のタンパク質サンプルを同時分析
  • 多様なサンプルに対応 — 膜タンパク質や粗抽出物などの分析困難なタンパク質サンプルを一貫して分析
  • 高分離能 — グリコシル化アイソフォームと非グリコシル化アイソフォームを分離
  • 広い分析サイズ範囲 — Agilent Protein Broad Range P240 Kit は 10~240 kDa のサイズのタンパク質に対応
  • 高感度 — PBS 中に 1 ng/µL という低濃度で含まれる BSA タンパク質も検出可能
  • 広いサンプル濃度範囲 — PBS 中の BSA タンパク質の直線ダイナミックレンジは 2~2,000 ng/µL
  • ラボ効率の向上 — 分析中にサンプルをセットして次のランをプログラムすることが可能
  • 柔軟なサンプルロード — 優先度に合わせて、分析順序の変更が可能
  • 最小限の装置準備 — 毎日のキャピラリアレイ操作が不要で、室温で安定な試薬を使用

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仕様

  • 高さ
    • 61 cm
    電源周波数
    • 47~63 Hz
    電圧
    • 100~240 VAC
    1 回あたりの分析サンプル数
    • 12
    使用環境相対湿度
    • 20~80 %
    消費電力
    • 150 VA
    重量
    • 38.5 kg
    • 35 cm

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機能および原理

  • Agilent ProteoAnalyzer System でタンパク質分析を効率化

    Agilent ProteoAnalyzer System を用いたタンパク質の効率的な品質分析プロセスをビデオでご紹介します。抗体や酵素など多様なタンパク質サンプルを用いるタンパク質分離ワークフローにおいて、最初のサンプル調製から最終的なデータ解析までをシームレスに自動化できます。タンパク質分析の効率と精度を高めるこの技術をビデオで詳しくご覧ください。

    動画を再生(日本語音声)

  • ProteoAnalyzer によるサイズ測定と定量の評価

    ProteoAnalyzer System は、キャピラリゲル電気泳動(CGE)によってタンパク質を分析します。タンパク質はサンプル調製中に蛍光色素によってタグ付けされます。分離時の蛍光と泳動時間を測定することで、タンパク質の量と分子量を決定します。既知のサイズのラダーとマーカーにより、サンプルのサイズと濃度を計算します。精密かつ正確な品質測定が可能な ProteoAnalyzer は、生物製剤や合成生物学プロセスなど、多様な用途に最適です。

    タンパク質のサイズ測定と定量について詳しく読む

  • タンパク質の品質分析における Agilent ProteoAnalyzer と SDS-PAGE の比較

    タンパク質の QC には、以前から SDS-PAGE が用いられてきました。しかし、スラブゲルではなくゲル充填キャピラリを用いる CE-SDS は、より迅速な分離、より高い分離能、より一貫したサイズ決定と定量を提供します。SDS-PAGE は手間がかかり、エラーが起きやすいため、タンパク質分析の効率と精度に影響が及びます。自動で信頼性の高いタンパク質 QC 分析を実現する Agilent ProteoAnalyzer は、3 桁の範囲での定量が可能で、優れたタンパク質評価能を備えています。

    SDS-PAGE との比較について詳しく読む

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