Protein Broad Range P240 Kit

ProteoAnalyzer System

Protein Broad Range P240 Kit

[RUO]

Agilent Protein Broad Range P240 Kit は、最大 240 kDa のモノクローナル抗体や可溶性画分、膜画分、粗抽出物などの多様なタンパク質向けのソリューションを提供するために開発されました。分析ごとにキャピラリ電気泳動環境を洗浄、コンディショニングすることにより、タンパク質分析の高い一貫性を保証します。

Protein Broad Range P240 Kit は、30 分で 10~240 kDa のタンパク質を高い分離能で分離します。これにより、1 回の合理化された自動電気泳動の実行で、さまざまな大きさのサンプルを分析できます。迅速な共有結合ラベル化法は、分析領域に現れるシステムピークの排除と3 桁のダイナミックレンジを実現し、0.1 % までの不純物の検出を可能にします。

本資料掲載の製品は、すべて研究用です。診断目的では使用できません。

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特長

  • 高速分析 — 約 30 分で 12 サンプルを同時に分離
  • 短い調製時間 — わずか 10 分の手作業でサンプル調製を完了
  • 広い定量範囲 — 2~2,000 ng/µL スタートサンプル濃度に対応
  • 多様なサンプルに対応 — 膜タンパク質や粗抽出物などの分析困難なタンパク質を確実に分離
  • 高分離能 — グリコシル化アイソフォームと非グリコシル化アイソフォームを明確に分離
  • システムピークの干渉なし — 共有結合ラベル化法により、共に移動するシステムピークを分離から排除
  • 複数のアプリケーション — 還元条件と非還元条件の両方でサンプルを分析

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仕様

  • 分析時間
    • 11 サンプル + 1 ラダー:30 分
    保証消費期限
    • 4 か月
    定量範囲
    • 2~2,000 ng/µL(BSA in PBS)
    定量的再現性
    • 2~20 ng/µL BSA:< 25 % CV、
      20~2,000 ng/µL BSA: < 15 % CV
    サンプル量
    • 1 µL
    感度
    • 1 ng/µL(BSA、CAII in PBS)
    サイズ真度
    • LM のみ:BSA の場合、CAII(還元条件) < 15 %、
      LM および UM:BSA の場合、CAII(還元条件) < 10 %
    サイズ再現性
    • LM のみ:< 8 % CV(BSA、CAII、GREMLIN-1、NIST mAb、還元条件)、
      < 10 % CV(インタクト NIST mAb、非還元条件)、
      LM および UM:< 5 % CV(BSA、CAII、GREMLIN-1、NIST mAb、還元条件)
    分析サイズ範囲
    • LM のみ:10~240 kDa、
      LM および UM:10~200 kDa
    サイズ分離能
    • < 10 % の分離能(15~150 kDa、ラダーベース)
      R≥1 NIST mAb NGHC/HC(還元条件)
    キットあたりの使用回数
    • 275

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機能および原理

  • Agilent ProteoAnalyzer システムの仕組み

    このビデオでは、Agilent ProteoAnalyzer システムによるタンパク質の分析プロセスについて、サンプル調製から最終的なデータ解析までを簡潔に概説し、このシステムが、抗体や酵素などの生体分子のタンパク質分離をどのように単純化し、自動化するかをデモンストレーションします。この技術により、タンパク質分析の効率と精度がどのように向上するかについて、ご紹介します。
  • タンパク質分析における Agilent ProteoAnalyzer と Agilent 2100 バイオアナライザの比較

    Agilent ProteoAnalyzer システムはキャピラリ SDS ゲル電気泳動(CE-SDS)装置です。一方、Agilent 2100 バイオアナライザシステムはマイクロ流体チップベースの技術を使用しています。どちらの装置も、タンパク質のサイズ測定と高精度な定量において高い真度および精度を示し、信頼性の高い結果を保証します。しかし、ProteoAnalyzer は、チップを使わない処理が可能で、ユーザーによる操作なしで最大 96 個のサンプルを分析できる能力を持ち、スループットを向上させることができるという点で、バイオアナライザよりも明らかにメリットがあります。

    ProteoAnalyzer とバイオアナライザの比較について詳しく読む

  • ProteoAnalyzer システムによる NIST モノクローナル抗体の分析

    十分に特性解析された NISTmAb は、新しい分析技術の評価に使用される参照タンパク質として機能します。Agilent は以前に確立された計算式を使用して、Agilent ProteoAnalyzer システムで得られた結果を、シングルキャピラリ CE-SDS 分離および純度評価と比較しました。 NISTmAb の分析から、ProteoAnalyzer による分離は信頼性が高く、純度測定はパーセント単位で、公表されている参照データとよく相関することが明らかになり、分析手順における信頼性が保証されました。

    ProteoAnalyzer での NISTmAb 分析について詳しく読む

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