NovoSampler Q

フローサイトメーター

NovoSampler Q

NovoSampler Q は、24、48、96、および 384 ウェルプレートフォーマットに対応しています。また、24 本 および 40本チューブラックにも対応します。サンプルハンドリングの自動化ツールと統合ソフトウェアが、手作業を最小限に抑えたワークフローを実現します。

便利な無人測定で、ラボワークの時間とコストを節約できます。さまざまなマイクロプレートからサンプリングでき、小規模な実験プロジェクトにも、ハイスループットで 24 時間 365 日稼働のワークフローにも対応します。キャリーオーバーが低く、オービタルシェーキングや内蔵バーコードリーダーによって、サンプルを素早く正確に処理して、信頼性の高い結果をもたらします。

For Research Use Only. 本製品は一般的な実験用途での使用を想定しており、医薬品医療機器等法に基づく登録を行っておりません。

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特長

  • 信頼性の高い結果をもたらす低キャリーオーバー – 0.1 %(容量)
  • 便利な自動サンプル撹拌 –最大 3000 rpmのオービタルシェーキング
  • 迅速な測定 - 96 ウェルプレートで 20 分
  • 24/48/96/384 ウェルプレート、24 本または 40本チューブラックに対応する多彩なワークフロー
  • 内蔵バーコードリーダーがサンプルのトラッキング管理に費やす時間を節約

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用途

  • 柔軟性とパフォーマンスNovoSampler Q は、サンプル測定を自動かつハイスループットで行うための要件を満たした自動サンプルローディングシステムです。NovoSample Q は NovoCyte Advanteon、Quanteon および Penteon にシームレスに統合でき、操作が非常に簡単で、サンプルを高速で処理および分析する能力を有しています。
  • 自動プレートキャリブレーション機能によって、手作業によるプローブの位置合わせや調整が不要
  • 多彩なサンプル吸引モードとカスタマイズ品を含むさまざまなサンプル容器(40本チューブラック、 24/48/96/384 ウェルプレート)に対応
  • 96 ウェルプレートを 20 分以下、384 ウェルプレートを 80 分未満で測定可能な迅速かつハイスループット処理
  • 信頼性の高いオービタルシェーカーがサンプルの浮遊状態を常に維持(細胞の沈下により誤差が生じ得る用量-反応試験などではとくに重要)
  • 完全一体型のバーコードリーダーでサンプルの迅速な同定とトラッキングが可能

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アプリケーション

  • アポトーシスアッセイアポトーシス、あるいはプログラム細胞死は、細胞の死に方を制御するプロセスで、細胞が収縮、凝縮し、最終的に貪食作用によって除去される特有のパスウェイが活性化します。これは、細胞が制御されない状態で死滅、崩壊し、免疫応答の活性化など有害な影響を引き起こし得る壊死性の細胞死とは対照的です。それ故に、秩序だって死滅するアポトーシス細胞においては、周囲の細胞や組織の崩壊は限定的です。
    細胞死を測定し、アポトーシスと壊死性細胞死を区別するには多くの方法があります。NovoCyte Advanteonフローサイトメーターを用いると、コンペンセーション設定の自動化やワイドダイナミックレンジ蛍光検出による感度調整の省略によって、それらのアッセイを容易に定量化できます。

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  • 免疫フェノタイピング免疫状態は、疾病の病態、治療効率、ワクチンなどの外部刺激に対する反応に関連しています。免疫フェノタイピングは、研究対象となる細胞の種類とサブクラス、機能をすばやく同定します。多岐にわたる免疫細胞集団の出現頻度と、単球、NK 細胞、T 細胞および B 細胞など特定の細胞サブセットの分化/活性化状態のモニタリングは、それらの細胞がワクチンの免疫原性や効果に影響を及ぼす可能性があるために、非常に重要です。NovoCyte Advanteonフローサイトメーターは複数の白血球集団の同時定量が可能で、被験者の免疫状態をより詳しく理解し、感染症に対する免疫応答を観察することができます。

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  • 細胞内タンパクの検出細胞内タンパクを検出および分析することで、細胞の亜集団や細胞内プロセスについて、さらなる特性解析が可能です。細胞の表面に局在しないタンパクを分析するには、細胞の固定と細胞膜の透過処理が必要です。しかしながら、リン酸化タンパク特異的抗体の多くは、細胞内染色で一般的に使用されている界面活性剤ベースの膜透過処理方法の多くに対応していません。リン酸化タンパク特異的抗体に対して適切な固定/膜透過処理方法を決定する際には、特別な注意が必要です。最も一般的な方法は、固定に 1.5 % パラホルムアルデヒドを用い、次に100 % メタノールで膜透過処理する方法です。この方法は多くの抗体に使用できますが、すべてのリン酸化タンパク特異的抗体に有効であるわけではない点に留意してください。

    さらに、不均一なサンプル中のさまざまな細胞集団を特定するには、細胞表面タンパクとリン酸化タンパクを組み合わせて染色する必要があります。固定液に対するこれらのエピトープの感受性については特別な配慮を要し、エピトープの損傷を避けるための予防策を講じる必要があります。そのため、固定する前に、サンプルを特定の細胞表面マーカーで染色せねばならない場合があります。

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  • 細胞周期解析正常なヒト体細胞は一定量の DNA を含む二倍体です。細胞周期の進行中、DNA 合成により全 DNA 量が 2 倍になり、有糸分裂後に通常の DNA 量に戻ります。NovoCyte Advanteonフローサイトメーターで細胞周期を詳細に解析し、腫瘍細胞の分化、細胞形質転換、細胞と化合物の相互作用を理解することができます。

    図:A549 細胞を MG132(10 µg/M)または 5-FU(500 µg/M)で 16 時間処理した後、 NovoCyte フローサイトメーターで細胞周期の分布を解析しました。NovoExpress ビルトイン細胞周期分析モジュールを用いて生成されたプロットは、G0/G1 期(緑)、S 期(黄)、G2/M 期(青)の細胞を示しています。未処理の細胞と比較して、MG132 処理細胞は G2/M 期に拘束され、5-FU 処理細胞は G0/G1 期に拘束されました。

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  • 細胞増殖解析細胞増殖は必須の機能であるとともに高度に構造化された事象であり、その秩序が失われると疾病が引き起こされる可能性があります。細胞絶対数や CFSE などの染色を用いて、細胞増殖を測定することが可能です。CSFEで標識した細胞が分裂すると、色素が娘細胞の間で均等に分配されるので、細胞分裂に伴う色素の連続的な希釈をCFSE 蛍光の減少で経時的に測定できます。細胞濃度と平均蛍光強度(MFI)の経時的変化をプロットすると、細胞数と蛍光強度が逆相関の関係にあることが示されました。このタイプのアッセイは T リンパ球活性化の変化を調べるためにしばしば用いられています。

    図:CFSE を用いた Jurkat T 細胞増殖の測定。A)Jurkat T 細胞を CFSE で標識し、NovoCyte フローサイトメーターで経時的に分析して細胞分裂を測定しました。各ピークは個々のタイムポイントを表しています。B)CFSE の平均蛍光強度(MFI)の経時的変化に沿って細胞絶対数をプロットすると、細胞分裂に伴ってシグナルが希釈されることがわかります。

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