顕微鏡下の技術 (Academia Insights)

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この画像に写っているのは、「バーチャルプレ/ポストフィルタ」と呼ばれるコンポーネントです。Agilent Ultivo LC/MS TQ に搭載された非常に革新的な機能の 1 つであり、Ultivo の驚異的な性能と驚くべきコンパクトさに大いに貢献しています。

プレ/ポストフィルタによって、イオンが四重極へ出入りしやすくなり、その結果、感度が向上します。四重極の入口 (プレフィルタ) または出口 (ポストフィルタ) の正面に直接配置され、ロッドの末端から放射されるフリンジ電界を増幅します。

従来の Brubaker プレフィルタは、一般的に数センチメートルの長さで、RF 電場を利用して、四重極の端電場のイオンを安定させます。アジレントの極薄型バーチャルプレフィルタは、DC 電圧を使って、端電場の不安定な側面を解消します。また、必要なスペースは RF Brubaker プレフィルタと比べてごくわずかです。RF の代わりに DC 電圧をかけることで、電子機器をより早く安定させて、1 秒あたりの MRM 数を増やし、イオントラッピングを抑え、イオン透過チューニングを簡略化することができます。

Ultivo バーチャルプレフィルタ

Ultivo バーチャルプレフィルタ

Brubaker プレフィルタ

Brubaker プレフィルタ

驚異的な高性能を実現する超小型質量分析装置 Agilent Ultivo と、その革新的な技術の詳細については、www.agilent.co.jp/chem/ultivo-lcms をご覧ください。

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この画像は、Agilent Poroshell 粒子の SEM 写真です。これらの表面多孔質粒子の大きさは 2.7um で、ほぼ光の波長と等しいため、顕微鏡ではほとんど見えません。

粒子

InfinityLab Poroshell 120 カラムには、硬質シリカコアと多孔性外殻で構成される表面多孔質粒子が充填されています。同じ、または同様の粒子径の従来型全多孔質粒子よりクロマトグラフィー効率に優れているため、高速での高分離能分離が可能です。

Poroshell 粒子の製造方法

アジレントは、Poroshell 粒子に独自の製造プロセスを採用しています。このプロセスでは、特に製造ステップを最小限に減らすことで、粒子の再現性、ひいては最終的なクロマトグラフィーの再現性を最大限に高めています。

製造ステップ

Agilent InfinityLab Poroshell 120 カラムの詳細については、こちら をご覧ください。

Agilent Poroshell カラム

これが何かお分かりでしょうか。この画像は、マルチハートカット 2D-LC バルブです。一次元目と二次元目を同一バルブで扱えるため、セットアップや操作が容易です。

Agilent 1290 Infinity II 2D-LC システムにより、あらゆるラボで二次元 LC の分離能力を活用できるようになりました。一次元 UHPLC と 2D-LC のすべてのモードを簡単に切り替えられるため、サンプルの複雑さに合わせて分離性能を調整でき、1 つのシステムを最大限に活用することができます。使いやすいソフトウェアによって、ハートカット 2D-LC、コンプリヘンシブ 2D-LC、マルチハートカット 2D-LC、アジレント独自のハイレゾサンプリング 2D-LC のメソッド設定が迅速に完了します。

1290 Infinity II 2D-LC システムの詳細をぜひご覧ください。

1290 Infinity II 2D-LC システム

これが何かお分かりでしょうか。この画像は、オレフィスの前でイオンのスプレー状態を示す Agilent Jet Stream イオン源です。

Agilent Jet Stream サーマルグラジエントフォーカシング技術により、さまざまなアプリケーションや流量で、エレクトロスプレーイオン化の用途が拡大します。この独自技術は、超過熱窒素を用いてイオンの生成と脱溶媒を促進し、シグナルの強化とノイズの低減を実現します。これにより、エレクトロスプレーイオン化される多くの低分子化合物の感度が 5 倍以上に向上します。また、プロテオーム解析における、観測されるペプチドの数、タンパクスコア、シーケンスカバー率も大幅に強化されます。

詳しくは、Agilent Jet Stream (AJS) 技術イオン源をご覧ください。

Jet Stream イオン源

これが何かお分かりでしょうか。この画像は、キャピラリー電気泳動 (CE) の Z セルです。セルの内部は「Z」型になるように設計されています。これにより、Z 型ではない従来のセルやバブルセルと比較して、光路長が拡張され、感度が向上します。

CE は、低分子および高分子を定性的または定量的に分析し、検出するための分離法です。CE は、一般に質量分析計と組み合わせて使用されます。電気泳動では、電場内での溶質の速度差にもとづいて分離が行われます。サイズが小さく電荷の高い化学種はモビリティが高く、サイズが大きく最小の電荷の化学種はモビリティが低くなります。

CE のアプリケーションは、カチオン/アニオン分析から、タンパク質特性解析、分子の相互作用まで、多岐にわたります。CE は消費サンプル量が少なく、必要最低限の手間でサンプルを前処理でき、生体成分の分析に適しており、分解能が高いことで知られます。LC と比べて CE には直交性があるため、これら 2 つの分析手法を組み合わせることにより、複雑なサンプルの全体像を明らかにできます。

Z セル

これが何かお分かりでしょうか。この画像は、Agilent Cary 7000 多角度可変自動測定分光光度計 (UMS) の重要な部分を示しています。これは、オペレータがサンプルコンパートメントに配置している直径 25.4 mm のサンプルです。

Cary 7000 UMS では、サンプルを着脱することなく、絶対反射率と透過率の両方を一連の操作で測定することができます。さらに、さまざまな入射角度と偏光測定を組み合わせることにより、サンプルの完全な光学特性解析ができます。

Agilent Cary 7000 UMS は真の多角度可変自動測定システムです。複数のアクセサリを用意して、切り替えや再構成をする必要がありません。その結果、1 つの測定を行うために、複数の分析手法を使用することによって発生するサンプルの不均一性による影響や、スペクトルの不整合を排除することができ、これまでにないデータ品質が保証されます。

Agilent Cary 7000

これが何かお分かりでしょうか。Agilent Seahorse XF 技術のセンサーカートリッジです。細胞エネルギー代謝を簡単に分析できます。ラベルフリー技術によって、酸素消費速度と細胞外酸性化速度の変化を測定します。細胞をウェルに植え付けて、最大 4 種類の薬品 (阻害剤や刺激剤) を自動的に細胞に添加できます。センサーカートリッジ内には、各センサーチップの周りに 4 個の統合型薬品注入口があります。薬品は連続的にウェル内に放出され、光ファイバープローブによって培地に混合されます。薬品によって誘発される細胞代謝物の変化は、リアルタイムの反応応答として測定されます。

Agilent Seahorse XF 技術の詳細については、www.agilent.com/chem/discoverXF をご覧ください。

12 月の問題の画像

これが何かお分かりでしょうか。新しい Ultivo トリプル四重極 LC/MS システムの革新的なコンポーネントの 1 つ、サイクロンイオンガイドです。イオン源からイオンが真空システムに送られると、特許取得技術であるサイクロンイオンガイドによって収束されます。重要なのは、複数の真空ステージを経由するツイスト&テーパヘキサポールです。このねじれのあるテーパ設計によって、前部でイオンを効率的に収束し、出口で並行イオンビームを生成できるため、高いイオン透過効率と感度を実現できます。これはボルテックスコリジョンセル、サイクロンイオンガイド、VacShield というアジレントの 3 本柱の技術 (Tt) の一角を担う主要コンポーネントです。これらの革新的な技術は優れた感度、堅牢性、信頼性、性能を実現し、ハイスループットでのサンプル分析に追われるラボでの課題を解決します。

Agilent Ultivo トリプル四重極 LC/MS システムの詳細については、www.agilent.com/chem/ultivo をご覧ください。

8 月の問題の画像

これが何かお分かりでしょうか。新しい Intuvo 9000 GC システムに付属する Intuvo ガードチップです。従来のガードカラムに代わり新たに採用されたこのチップは、不要な物質による被覆層の形成やカラム頭部の損傷を防ぎ、カラムの寿命を伸ばします。この保護機構により、リテンションタイムの調整やカラムのトリミングは必要なくなり、時間とコストの大幅な節約につながります。

Agilent Intuvo システムの詳細については、www.agilent.co.jp/chem/Intuvo をご覧ください。

7 月の問題の画像

この画像は、1290 Infinity II LC に搭載されている低容量ミキサー、Jet Weaver を示しています。マルチレイヤーマイクロ流体技術を採用しており、残留混合液の乱れを確実に抑制します。

チャネル A とチャネル B からの溶媒を高圧混合することにより、バイナリグラジエントを実現します。システムの流路における従来の混合と異なり、Jet Weaver ではマイクロチャネル (120 μm x 120 μm) で最高のミキシング効率を可能にします。そのメリットは、摩擦抵抗のばらつきを低減できることです。摩擦抵抗のばらつきは、ベースラインノイズ (ミキシングノイズとも呼ばれる) として現れます。

最高のミキシング効率と最小限のディレイボリュームの組み合わせは、優れたリテンションタイム精度を達成し、検出の感度を向上させるための重要なパラメータです。

テクニカルノート:Agilent 1290 Infinity バイナリポンプの性能特性 (英語)

詳しくは、効率的な LC ソリューションについてご参照ください。

3 月の問題の画像

この画像は、DNA、RNA、およびタンパク質分離用のバイオアナライザチップで使用されているガラスチップを示しています。チャネルはガラスにエッチングされており、サンプル、緩衝液、およびゲルを含むウェル間を接続しています。

チップはプラスチック製ケースの裏面に固定されています。チップ上に少量のサンプルを載せて電圧を印加することにより、生体分子をサイズごとに分離します。

Agilent 2100 バイオアナライザは、Lab-on-a-Chip テクノロジーを応用した小型の電気泳動装置で、DNA、RNA、タンパク質を迅速に信頼性高く、分離、およびサイズ測定と定量が可能です。また、スピード、高い再現性、および実験者によるばらつきを回避できるなど、手間のかかるスラブゲル電気泳動よりも優れています。

Agilent 2100 バイオアナライザおよび使用可能なキットについて詳しくはこちらをご覧ください

学生が Agilent 2100 バイオアナライザを気に入っている理由を知るにはこちらをご覧ください

2016 年 12 月の問題の画像2016 年 12 月の問題の画像 2

本製品は一般的な実験用途での使用を想定しており、医薬品医療機器等法に基づく登録を行っておりません。