GC オートサンプラシリンジ

クロマトグラフィーシリンジおよびニードル

GC オートサンプラシリンジ

アジレントは、ガスクロマトグラフィー（GC）シリンジとして、Agilent ブルーラインとゴールドスタンダードという 2 つの主要な製品ラインを提供しています。

アジレントのプレミアムなブルーライン GC オートサンプラシリンジは、アジレントの 7693A 自動液体サンプラ（ALS）に対応するように特別に設計されています。プランジャが 7693A ALS のストロークメカニズムに正確に適合しているため、注入精度が向上し、プランジャの寿命が延びます。優れたニードル仕上げにより、セプタムの芯抜けと摩耗が低減されます。ブルーライン独自のニードル交換型（RN）設計により、デッドボリュームを最小限に抑え、ニードル固定型（FN）オプションと同等の性能を実現しています。アジレントでは、微量サンプルの分析や質量分析アプリケーションに対しては、ブルーライン ALS シリンジを強く推奨しています。

アジレントのゴールドスタンダードシリンジは、Perkin Elmer、島津製作所、Thermo、Varian/Bruker GC システム用のオプションを備えており、一般的なアプリケーションに適した汎用的で経済的な選択肢です。

アジレントは、両方の特徴的な製品ラインにおける固定型およびガスタイトシリンジを含む、幅広いニードルおよびプランジャ構成を提供しています。下にあるアジレントのシリンジセレクションツールでは、アプリケーションに最適な GC シリンジを簡単にお選びいただけます。

仕様および価格表

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特長

  • 1～5 µL シリンジは少量注入には最適ですが、寿命が短い場合が多いため、ソルベントセーバモードでの使用には適していません。
  • 10 µL、コーンチップ、23/26s テーパニードル、ガスタイト（PTFE チップ付きプランジャ）は、大半の S/SL および MMI アプリケーションに最適です。
  • 23/26s テーパニードルは、セプタムの穿刺サイズを最小限に抑えながら、大きいニードルの引張強度を向上させます。
  • ブルーラインナノ容量シリンジ（容量 < 1 µL）には、ハーフマークが付いています。一貫した結果を得るために、ALS をシリンジ容量の 2 倍で設定する必要があります。
  • ブルーラインシリンジの滑らかなニードルにより、セプタムの芯抜けを低減させ、システムを最大限に機能させ続けます。
  • ゴールドスタンダードシリンジのフューズドニードルには金の保護キャップが付いており、ガラスシリンジバレルが注入口に押し付けられた際に欠損するのを防ぎます。
  • 黒インクと明るい金の裏当て金により、ゴールドスタンダードシリンジの容量目盛りを容易に確認でき、模倣品と容易に区別できます。
  • ゴールドスタンダードシリンジは個別に密封されており、購入後すぐに汚染なく使用できます。
  • 再現性を確保するために、注入量はシリンジ容量の最低 10 % 未満にはしないでください。

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仕組み

  • 標準のフィット済みプランジャシリンジ

    業界標準のマイクロリットルシリンジには、対応するガラスバレルに一意的に適合するステンレスプランジャが備えられており、液密シールを形成しています。このようなシリンジは、沈殿やガラスとの結合が発生しにくい均一なサンプルに最適です。固定型シリンジは、キャリーオーバーを最小限に抑えながら、高い精度と長い寿命を実現します。0.05～0.5 µL 分注用に設計された、低容量 0.5 µL および 1 µL シリンジでは、独自のゼロデッドボリューム設計を採用しています。微細なゲージプランジャがニードルの先端にかけて延びているため、サンプルは完全に分注されます。

  • ガスタイトシリンジ

    ガスタイトシリンジは、PTFE チップ付きプランジャを備えており、バレル内をリークのない密閉状態に保つことができます。注入時には、柔らかいポリマー材料がバレル内部から沈殿物を取り除くため、サンプルの完全な移送が保証されます。これらのシリンジは、凍結に対する耐性があり、水性または複雑で不均一なサンプルマトリックスでの使用に最適です。必要に応じて、交換用プランジャが使用できます。

  • ニードルの先端、ゲージ、および末端のスタイル

    アジレントは、ベベル、LC、およびコーンチップの各ニードルを提供しています。コーン（HP スタイル）チップは、自動注入時のセプタムの芯抜けを低減できます。

    シングルおよびテーパデュアルゲージ構成から選択できます。ゲージの後に「S」が付いているニードルは、ニードル壁が厚く、内径ボアが小さい製品です。ゲージの大きいニードルは、背圧を軽減することができ、粘性の高いサンプルや不均一なサンプルによる詰まりを低減できます。

    ニードル固定型シリンジは、高い再現性を実現できます。接着剤を使用しないニードル交換型シリンジは、より汎用性が高く、ハロゲン化炭化水素を含む溶媒に対する耐性があります。

    詳しくはこちら： Agilent シリンジの仕様とセレクションガイド

  • シリンジのメンテナンス

    シリンジの寿命を延ばし、性能を高めるためには、用途に応じて選択することが非常に重要です。 シリンジを選択する際には、サンプルの種類と量、注入速度と頻度を慎重に考慮してください。

    注入と同時に溶媒の自動洗浄を定期的に行うことにより、シリンジ内に沈殿物が溜まるのを防ぐことができます。 このような未溶解の沈着物が蓄積すると、性能が低下し、プランジャの凍結や曲がりを引き起こす場合があります。 ニードルを詰まらせ、シリンジの内容物を過圧にする可能性のある残骸物がないか、ときどきニードルを点検してください。

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