半導体プロセスケミカル中の微量金属汚染は、歩留まりを低下させ、性能を劣化させ、デバイス故障の原因となります。超純水(UPW)、H2O2、HNO3、H2SO4、HCl、HF のような重要な洗浄試薬は、純度を維持するために超微量分析が必要です。Agilent ICP-MS は、比類のない感度で不純物を検出します。第 4 世代のオクタポールリアクションシステム(ORS4)とロバストなプラズマにより、あらゆる分析対象物とマトリックスにおいて高性能の分析を実現しており、半導体の信頼性と歩留まり低下を防ぎます。さらに、8900 ICP-QQQ の半導体モデルでは、新たなガスフローシステムにより汚染を最小限に抑え、ケイ素および硫黄のバックグラウンドをきわめて厳密にコントロールすることができます。

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ホットプラズマ条件での ICP-QQQ による超高純度プロセスケミカル分析

Agilent 8900 ICP-QQQ を用いて、半導体製造における超純水(UPW)の品質を保証します。この先進的なトリプル四重極 ICP-MS は、ASTM D5127-13、2018 および SEMI F63-0521、2021 規格に適合しており、のシングルおよびサブ ppt の金属汚染分析を実現します。MS/MS モードでは、オプションの m-レンズを使用したホットプラズマにより、26 種類の SEMI の重要元素の干渉が除去され、高マトリクスサンプルでも低マトリクスサンプルでも、正確な汚染管理が可能です



spICP-MS によるプロセス薬品中の 50 nm ケイ素ナノ粒子分析

Agilent 8900 ICP-QQQ の MS/MS モードで水素セルガスを用いることにより、スペクトル干渉を効果的に除去できます。これにより、半導体グレードの塩酸、硫酸、イソプロピルアルコール中のわずか 50 nm の二酸化ケイ素(SiO2)ナノ粒子を検出することができます。このメソッドでは、SiO2 ナノ粒子のサイズと濃度を正確に測定することにより、半導体製造プロセスにおける汚染管理に貢献し、デバイスの性能と歩留まりの低下を防ぎます。




主要アプリケーション

リン、硫黄、ケイ素、塩素の測定

このアプリケーションノートでは、Agilent 8900 ICP-QQQ を用いて、ICP-MS では最も分析困難な元素である、リン、硫黄、ケイ素、塩素を分析しています。

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塩酸中の微量金属不純物分析

MS/MS モードを使用した、K、V、Cr、Ge、As などの分析困難な元素を含む塩酸中の 50 種類の元素のシングル ppt 検出限界での分析。

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高純度過酸化水素中の超微量元素

Agilent 8900 ICP-QQQ を用いた、プロセスケミカル H2O2 中の ppt~サブ ppt レベルの不純物の測定。

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超高純度硫酸中の微量元素分析

硫黄を高濃度で含む試料中試料では従来中微量分析が困難であったなチタンやその他の元素を含む、硫酸中の 42 種類の成分の分析メソッド。

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高純度塩酸中の微量金属不純物

このアプリケーションノートでは、高純度な濃塩酸 中の金属不純物を測定するための Agilent 7900 ICP-MS の高度な性能と堅牢性を紹介しています。

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20 % 水酸化アンモニウム中の不純物の直接分析

ICP-MS を用いて、無希釈高純度水酸化アンモニウム中の低 ppt レベルの金属不純物を直接測定する方法

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その他のリソース

半導体製造プロセスにおける ICP-MS

半導体製造プロセスにおける ICP-MS リソース(FAQ、ガイド、文献)の主要な情報サイト。

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原材料

ウエハ中の微量不純物をモニタリングすることは、きわめて重要です。VPD と組み合わせることにより、シームレスな自動表面分析が可能になります。

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エッチング、成膜、リソグラフィ

不溶性のナノ粒子や気相不純物は、半導体処理において大きな課題となります。

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自動化とコンプライアンス

Agilent ICP-MS および ICP-QQQ システムは、自動オンラインモニタリングソリューションとシームレスに統合できます。

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