農薬および環境汚染物質 MRM 
データベース 4.0

GC/MS アプリケーションソリューション

農薬および環境汚染物質 MRM
データベース 4.0

農薬および環境汚染物質 MRM データベース 4.0(P&EP 4.0)は、包括的で使いやすいトリプル四重極 GC/MSデータベースです。1,100 以上の化合物と、マトリックスが最適化された 7,500 以上の MRM トランジションが収められています。MRM メソッドや dMRM メソッドを手動で開発するとなると、特に多数の化合物とマトリックスを扱う場合は、膨大な時間と費用を要しますが、このデータベースによってメソッドの開発が容易になります。また、一般的なメソッド開発で求められる高価な標準試薬を購入して分析する必要性が軽減されます。

残留農薬分析は要求の厳しい困難な作業であり、多くの場合、複雑なマトリックスに含まれる数百ものターゲット化合物を検出して定量する必要があります。最適化済みの MRM トランジションと幅広い対象化合物の包括的なライブラリを有する P&EP 4.0 により、分析ワークフローをシンプルにできます。この使いやすさと効率によって残留農薬分析のハードルが下がり、あらゆる規模のラボにとって最適なソリューションとなります。

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特長

  • 農薬、フタル酸、PBDE、PAH、PCB 異性体、SVOC など、1,100 種類を超える化合物と、化合物あたり最大 10 の MRM トランジションが収められた包括的な GC/TQ MRM データベースです。
  • 複数の MRM トランジション(化合物あたり平均 8)を利用できるため、マトリックス効果に対処するための選択肢が得られ、共通のトランジションが複数あると考えられる化合物を正確に測定できます。
  • MRM トランジションは、ハードウェア構成の簡単な変更によりヘリウムキャリアガスにも水素キャリアガスにも使用でき、柔軟な運用が可能になります。
  • 3 種類の GC/TQ メソッド用にリテンションタイムがロックされており、アジレント開発の実証済みメソッドやラボ独自のメソッドを用いて、カスタム GC/TQ メソッドを迅速に開発できます。
  • 各 MRM トランジションの相対強度が視覚化されることで、プリカーサイオンとプロダクトイオンの選択が簡単になります。
  • 化合物カテゴリ、CAS 番号、分子式、分子量に基づくクイックソート機能により、迅速に検索できます。
  • 1 回の分析でより多くのターゲットを得られるダイナミック MRM(dMRM)に完全に対応しています。
  • P&EP 4.0データベースを用いることで、7000E や 7010C GC/TQ でドウェルタイムをレスポンスレベルごとに最適化できます。これにより、優れた検出下限を実現し、低 S/N 比での再現性が向上します。

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