Agilent Information Pipeline GC カラム編 : エネルギーおよび化学業界の最新情報

PLOT PT GC カラム
 
トップ 製 品 アプリケーション サービス  
 
ラボの二ーズに応える 2 つの優れたカラム技術

粒子流出を防ぐ Agilent J&W PLOT PT GC カラム

Agilent J&W PLOT PT GC カラムでは、カラムの両端にパーティクルトラップ技術が組みこまれています。これにより、粒子流出をほぼ完全に防ぐことができます。接続のためのユニオンやダウンストリームフィルタを使う必要はありません。また、以下の利点も得られます。

・ カラム切替用バルブや検出器を PLOT 相の粒子から守ることで、バックフラッシュ/ハートカット技術の
  信頼性が高まり、MS 検出による分析性能が向上します。
 選択性が変動しないため、メソッドの調整が最小限に抑えられ、アップグレードも簡単になります。

 

SCD シグナルの安定性向上のために設計された新カラム

化学発光硫黄検出器 (SCD) で一般的に用いられる厚膜ポリジメチルシロキサン (PDMS) カラムには、高温分析条件でブリードが生じやすいという問題があることが知られています。このブリードにより、バーナーやセラミックチューブ、カラムがコークス化し、最終的には SCD のシグナルの悪化や不安定化につながります。

アジレントはこの問題を解消するために、SCD分析に最適化したカラムを発売しました。低ブリード特性を備え、優れたピーク形状を実現するカラムです。Agilent J&W DB-Sulfur SCD カラムでは、ブリードや検出器のセラミックチューブなどの重要なコンポーネントのコークス化がほぼ完全に防止されます。これにより、シグナルの安定性が向上し、ピークテーリングを回避することができます。また、ダウンタイムやメンテナンスの手間が軽減し、コストも削減されます。その結果、ラボの生産性と効率が高まり、一貫性の高い結果が得られるようになります。

 

数か月にわたる連続分析でも、SCD 感度が低下していません。

優れた SCD 長期安定性。この実験では、5 か月にわたって、硫黄化合物のテスト用混合物を平均 10 回注入しました。
データ提供:Jim Luong 氏、Ronda Gras 氏、Myron Hawryluk 氏 (Dow Chemical Canada)