1. |
プラズマが全く点灯しない。 |
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1. トーチの汚れ、劣化の可能性があります。新しいトーチや洗浄済みのトーチにお取り替えください。 トーチに金属膜が付着すると電気的特性を持ち、ワークコイルから発生する RF 出力に影響を与えます。
2. サンプル導入系に緩みや取り付け不備が無いか確認してください。
3. トーチとナルゲンホース(プラズマガス)を繋ぐ GazFit コネクタ周辺を確認してください。 <<詳細資料はこちら(PDF、279KB)
4. PC と装置がうまく通信できていない可能性があります。ICP Expert ソフトウェアを終了し、 装置の主電源をオフにしてください。その後装置主電源をオン、ICP Expert を起動してください。
5. RF 電源のブレーカがオフになっている場合は、オンに戻してください。 <<詳細資料はこちら(PDF、231KB)
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2. |
「アルゴン低圧エラー」、「ガス圧が低すぎます」 のメッセージが出る。 |
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Ar ガスボンベから装置までの状態を確認してください。
<<詳細資料はこちら (178KB)
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3. |
「プラズマドアが開いている。または緊急停止ボタンが押されている。」 のメッセージが出ている。 |
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・ 緊急停止ボタンが押されている場合は解除してください。
・ プラズマドアのレバーを通常より奥へ押しこむことでエラーが解除される場合は、 「プラズマドア部マイクロスイッチの調整方法.pdf」をご確認ください。
<<詳細資料はこちら (645KB)
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4. |
ラジアルトーチのプラズマ点灯時にワークコイル周辺が放電する。 |
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・ボンネットが汚れている場合は掃除をしてください。 ・ワークコイルに水滴が付着している場合は拭き取ってください。 ・トーチ中間チューブの先端が誘導コイルの一番下から約 2mm の位置に調整してください。
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5. |
「過電流」 のメッセージが出て、プラズマが点灯直後に消える。 |
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トーチの汚れ、劣化の可能性があります。新しいトーチや洗浄済みのトーチにお取り替えください。
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6. |
プラズマが点灯から 5秒以内に消え、再現性がある。 |
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プラズマの光を検知しているセンサが汚れているかもしれません。メンテナンスをお願いします。 ・トーチの汚れの可能性があります。新しいトーチや洗浄済みのトーチにお取り替えください。
<<詳細資料はこちら (279KB)
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7. |
検量線まで正常に引けるが、サンプルを分析するとプラズマが消える。 |
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・ トーチの汚れ、劣化の可能性があります。新しいトーチや洗浄済みのトーチにお取り替えください。
・ ネブライザが正常に噴霧していない可能性があります。シリンジを使用し、 ネブライザ先端のメンテナンスをお試しください。 [詳細資料はこちら(PDF、292KB)]
・ 試料によってプラズマの状態は異なります。特定の試料を測定時にプラズマが若干小さくなり、 プラズマの光を検知しているセンサが反応している可能性があります。 センサのメンテナンスをお試しください。 [詳細資料はこちら(PDF、279KB)]
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8. |
トーチの先端上部分がくぼむ、または溶けて穴があく。 |
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・ 排気ダクトの電源が入っていない。またはダクトの排気量が弱い。 ・ ブランク水、試料等を吸引していない。 ・ トーチ、ネブライザ、スプレーチャンバ、アルゴンガスホースなどの繋ぎが外れている。 または接続が緩くなり、プラズマガスに空気が混入している。 ・ トーチのインナーチューブが詰まっている。 ・ トーチとワークコイルが触れている。 ・ 水素化物発生装置 (VGA-77P) を使用し、RF パワーが 1.0kw に下げられていない。
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9. |
[ステータス] 画面上で、「冷却水循環装置フローオフ」 になっている。または 「水の流れが遅すぎます」 のメッセージが出る。 |
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ICP 本体背面のフィルタが汚れで詰まり、水の流れが悪くなっている可能性があります。 冷却水循環装置の水を抜き、フィルタを掃除してください。浴槽内を掃除頂くとより効果的です。
<<詳細資料はこちら (542KB)
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10. |
トーチのインナーチューブに水滴が発生する。水滴がプラズマの中に飛び込んだタイミングでプラズマが消える。 |
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・ 試料の導入量が多いことが考えられます。一般的な水溶液の分析では、ネブライザフローは0.75L/min、 ポンプ回転速度は15rpmです。 ・ ダクトの流量(排気量)が大きいことが考えられます。流量が大きい場合、トーチコンパートメント内の 温度が下がるため、ネブライザで細かい霧となった試料が水滴に戻ります。ダクトの排気には大きめの ファンをご用意頂き、ダンパで調整することを推奨します。アキシャル型の装置の場合、流量は10㎥/分 以上です。
<<詳細資料はこちら (171KB)
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