レーザーアブレーション ICP-MS (LA-ICP-MS)の詳細

レーザーアブレーションにより発生する信号の性質は、ICP-MS による分析を成功させる上で克服すべき課題がいくつかあります。レーザーがサンプルの表面で照射されると、粒子、蒸気、融解物から成る細かい乾燥物が発生します。また、サンプル中に含有される液体や気体などが分析されるとき、信号が大幅に、しかも急激に変化することがあります。さらに、測定成分の濃度が、主成分レベル (%) から微小成分レベル (ppb) まで変化することもよくあります。

この種の信号の分析を成功させるには、ICP-MS が広いダイナミックレンジと超高速なスキャン速度を維持しつつ、瞬間的な信号の特性を正確に扱う必要があります。そのためには、四重極質量マスフィルタだけでなく、検出器等も高速にデータを扱うことができる必要があります。

Agilent 7700 シリーズは、LA を用いたアプリケーションに最適です。新開発の検出器と検出回路設計により、リニアダイナミックレンジが9桁に広がり、アナログモードも従来のパルスカウントモードと同様に高速だからです(最小滞在時間 0.1ms)。このため、パルスカウント単独モードでもデュアルモードでも、滞在時間を信号の変化スピードに合わせたレベルに設定できます。

Agilent 7700 シリーズ ICP-MS は、New Wave UP 213 シリーズなど、市販のレーザーアブレーションシステムと互換性があります。

アプリケーションノート

Measuring Elemental Ratios in Corals by LA-ICP-MS, 5988-3742EN

Analysis of Rare Earth Elements in Geological Samples by LA-ICP-MS, 5988-6305EN

Analysis of Forensic Glass Samples by Laser Ablation ICP-MS, 5989-1567EN

Introduction to Laser Ablation ICP-MS for the Analysis of Forensic Samples, 5989-1565EN

A New Technique for the Analysis of Corundum Using Laser Ablation ICP-MS, 5989-1266EN

Methods for the Forensic Analysis of Adhesive Tape Samples by LA-ICP-MS, 5989-1566EN

Analysis of Electroceramics Using Laser Ablation ICP-MS, 5989-0321EN

製品およびソリューション

7700 シリーズ ICP-MS

参考

New Wave ウェブサイト