Agilent 8900 ICP-QQQ を用いたプラスチック汚染の研究

Pub.No. 5994-4897JAJP

sp ICP-MS によるポリスチレンマイクロプラスチックの粒子サイズ分析

一般消費財や工業、農業、海洋活動、リサイクルセンター、一般廃棄物などに由来するプラスチックによる環境汚染が懸念されています。プラスチックは断片化して直径がミリメートルからナノメートルの粒子となるため、プラスチック汚染やプラスチック汚染水は憂慮すべき問題です。直径 5 mm から 1 μm のサイズの粒子はマイクロプラスチック(MP)と呼ばれ、1 μm 未満の粒子はナノプラスチック(NP)と一般的に呼ばれます。マイクロプラスチックがもたらすリスクの全容はまだ不明であり、信頼性の高い粒子分析および粒子サイズ分析メソッドが求められています。

spICP-MS は、金属ベースのナノ粒子の研究に広く使用されており、MP および NP の数とサイズの定量分析にも適用可能です。本研究ではさらに進めて、ラボシミュレーション環境で 13C 信号をモニタリングすることにより、UV 分解中のポリスチレン MP の粒子数とサイズを定量する spICP-MS メソッドを開発しました。(アジレントの SP-ICP-MS 製品紹介はこちらから

分野 環境
キーワード microplastics; measuring microplastics; measuring C13 in plastics 
掲載年月 2022/07
ページ数 6ページ (PDFファイルサイズ 642kB)

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