iAs の分析に関する EU 規制と 2 件の CEN 規格に準拠した メソッド

Pub.No. 5994-1642JAJP

HPLC-ICP-MS による食品および動物飼料中の無機ヒ素(iAs)の高速測定

ヒ素(iAs)は、有機ヒ素種よりも無機形態の亜ヒ酸塩、As(III)とヒ酸塩、As(V)の 2種類が毒性が高いことがよく知られています(1)。As 種の毒性の違いは、多くの国の規制で食品および動物飼料中の iAs 含有量を規定する必要性が示されている理由となっています。例えば、欧州(EU)委員会規則 1881/2006(2)では、米と米製品に含まれる iAs の最大レベルを 0.1~0.3 mg/kg としています。欧州指令 2002/32/EC(3)では、海藻を含む飼料など、特定の動物飼料における iAs 含有量を 2 mg/kg 未満に規定しています。欧州委員会は、その他の食品、特に広く消費されている飲料水、牛乳、乳製品などにおいて iAs の最大レベルを確立する見込みです。これらの食品は、食事を通じた iAs の総摂取量に大きく関与している可能性があります。

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分野 食品および飲料検査
キーワード arsenic in food; 2002/32/EC; EU arsenic regulations; HPLC-ICP-MS; N16802:2016; prEN17374:2019; EN17374 
掲載年月 2022/10
ページ数 7ページ (PDFファイルサイズ 579kB)

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