Access Agilent 2015年1月号

新しい Agilent 1290 Infinity II LC システムを使用した、 サイエンティスト、オペレータ、ラボマネージャーのための 効率の最大化

Christian Gotenfels
アジレントシニア製品マネージャ、UHPLC

経済的な理由から、あらゆる分野のラボでワークフローをさらに改善し、効率と生産性を向上させることが必要とされています。新しい Agilent 1290 Infinity II LC システムは、こうした要求に対応し、分析機器およびラボの効率を向上させる優れた技術を提供します。

分析効率の最大化

分析の効率化は、分析データの品質を決定付け、信頼性の高い結果をサイエンティストや分析依頼者に提供し、案件を正しい方向へ導きます。Agilent 1290 Infinity II LC システム (図 1に示す) は、デッドボリュームが小さく検出器のデータレートが高いため、優れたクロマトグラフィー分離能を発揮します。一次元 UHPLC と二次元 LCの切り替えも簡単にできるため、最高のピークキャパシティが容易に得られます。 1290 Infinity II マルチサンプラの新たなマルチウォッシュ機能により、キャリーオーバーが 9 ppm 以下にまで低減し、優れたデータ品質が実現します (図 2)。1290 Infinity II ダイオードアレイ検出器1290 Infinity II 可変波長検出器1290 Infinity II 蒸発光散乱検出器では、検出下限が最も低いだけでなく、非常に広いダイナミックレンジも実現しています。 1290 Infinity II ハイスピードポンプ1290 Infinity II フレキシブルポンプの流量と溶媒組成はこれまでになく正確なため、リテンションタイムによる信頼性の高いピーク同定が行えます。

Agilent 1290 Infinity II LC システム

図 1. Agilent 1290 Infinity II LC システム

1290 Infinity II マルチサンプラではキャリーオーバーが 9 ppm 以下に低減し、データ精度が向上します。

図 2. 1290 Infinity II マルチサンプラではキャリーオーバーが 9 ppm 以下に低減し、データ精度が向上します。(図を拡大)

1290 Infinity II マルチサンプラではキャリーオーバーが 9 ppm 以下に低減し、データ精度が向上します。 

図 2. 1290 Infinity II マルチサンプラではキャリーオーバーが 9 ppm 以下に低減し、
データ精度が向上します。

工具がいらない Agilent A-Line クイックコネクトフィッティングは、130 MPa でもデッドボリュームのない流路接続実現します。新しいクイックコネクト熱交換器 (1.0、1.6、3.0 µL 用) は数秒で設置できます。

図 3. 工具がいらない Agilent A-Line クイックコネクトフィッティングは、130 MPa でもデッドボリュームのない流路接続実現します。新しいクイックコネクト熱交換器 (1.0、1.6、3.0 µL 用) は数秒で設置できます。(図を拡大)

工具がいらない Agilent A-Line クイックコネクトフィッティングは、130 MPa でもデッドボリュームのない流路接続実現します。新しいクイックコネクト熱交換器 (1.0、1.6、3.0 µL 用) は数秒で設置できます。

図 3. 工具がいらない Agilent A-Line クイックコネクトフィッティングは、130 MPa でもデッドボリュームのない流路接続実現します。
新しいクイックコネクト熱交換器 (1.0、1.6、3.0 µL 用) は数秒で設置できます。

装置効率の最大化

装置の効率化は、速さ、サンプルキャパシティ、柔軟性など装置の性能だけでなく、操作の容易さによっても決まります。例えば、注入サイクルの高速化に対するニーズにも装置の効率化は関与しています。Agilent 1290 Infinity II マルチサンプラの革新的なデュアルニードル注入モードでは、2本のニードルを交互に使用することでサイクル時間をわずか数秒にまで短縮します。最大 6144 個のサンプルは、すべてこのオートサンプラの中に収めることができます。新しい Agilent 1290 Infinity II マルチカラムサーモスタット 、クイックコネクト熱交換器、 A-Line クイックコネクトフィッティングを組み合わせることにより、簡単にカラムを接続することができます (図 3)。1290 Infinity II LC システムは、広い圧力流量範囲、温度範囲、拡張可能な自動注入量範囲 (1 µL 未満から最大 500 µL まで) を備え、すべてのアプリケーションに対応する最大の柔軟性を提供します。

アジレントのインテリジェントシステムエミュレーション技術 (ISET) による LC 間のシームレスなメソッド移管。

図 4. アジレントのインテリジェントシステムエミュレーション技術 (ISET) による LC 間のシームレスなメソッド移管。(図を拡大)

アジレントのインテリジェントシステムエミュレーション技術 (ISET) による LC 間のシームレスなメソッド移管。

図 4. アジレントのインテリジェントシステムエミュレーション技術 (ISET) による
LC 間のシームレスなメソッド移管。

ラボ効率の最大化

ラボの効率化は、ラボマネージャー、購買担当、上級管理職、研究所長などにとって重要な問題です。ラボの効率化は、機器がラボのインフラにどの程度適切に統合されているか、ワークフローを混乱させることなくサンプル当たりのコストを最低限に抑えているかの基準となります。Agilent 1290 Infinity II LC は、独自のインテリジェントシステムエミュレーション技術 (ISET) (図 4 に示す) により、メーカーや機種に関係なく LC 間のシームレスなメソッド移管を実現します。1290 Infinity II LC は、 Agilent OpenLAB クロマトグラフィーデータシステムだけでなく、機器コントロールフレームワーク (ICF) を適用することで他社のクロマトグラフィーデータシステムでも制御できます。固定資産としての機器の更新費用はラボの効率化に影響を与えますが、アジレントはサンプル当たりのコストの低減に必要なツールを提供しています。

新しい Agilent 1290 Infinity II LC システムは次世代 UHPLC を具体化したもので、分析、装置、ラボの 3 つの観点から効率を最大化します。Agilent 1290 Infinity II LC システムを使用して分析、装置、ラボの効率をどのように向上させることができるかについての詳細をご覧ください。その他の情報については、アジレントまたはアジレント販売店にお問い合わせください