Access Agilent 2011年11月号

アジレント最新の Lab Advisor の新機能により Agilent (U)HPLC と CE を最高の状態に維持し、 不要なダウンタイムを軽減

Goran Rasched
アジレントプロダクトマネージャ

生産性を向上しながらご使用の HPLC、UHPLC、CE をさらに活用するには、新しい Agilent Lab Advisor B.02.01 が最適です。Agilent Lab Advisor B.02.01 は、アジレント機器向けのメンテナンス、診断、およびキャリブレーションソフトウェアツールの機能が向上しました。

Agilent Lab Advisor B.02.01 の主な機能

図 1. Agilent Lab Advisor B.02.01 の主な機能

Agilent Lab Advisorは、ラボで使用している様々な Agilent クロマトグラフィーデータシステム (CDS) をサポートしています。また、機器の制御に使用するソフトウェアに依存せず、完全な診断とメンテナンスの機能を提供します (図 1 を参照)。

アジレントおよび他社コントローラソフトウェアと連携する Lab Advisor

Agilent Lab Advisor ソフトウェアは、オペレーティングシステムの記憶領域をほとんど使用せず、Agilent ChemStation や EZChrom に加えて GC Instrument Utility ソフトウェア (診断ソフトウェア) と完全に互換性を持つように設計されています。また、Empower、Chromeleon、Hystar、Xcalibur など、他社クロマトグラフィソフトウェアに接続している Agilent 装置にも対応可能です。Lab Advisor を動作させるために必要なものは、機器に直接接続するネットワーク (LAN) だけです。

高速接続機能により 1 回のクリックで Lab Advisor にリンク

Agilent Instrument Controller (AIC) ボックスや Waters LACE ボックスを使用して操作している場合でも、新しい高速接続機能を使用すると、マウスを 1 回クリックするだけで機器に即座にアクセスし、構成することができます。高速接続機能はシリアルポート (または USB からシリアルポート) を経由して動作するため、LAN 接続を外す必要はありません。IP および MAC アドレス、シリアル番号、オプション、ログオンおよび状況のエントリが自動的に読み取り、直ちにアクセス可能です。その結果、ラボのすべてのアジレント LC および CE 機器の設備資産をわずか数分間で容易に把握し、機器の構成、ログ、およびテストデータに関する最も正確な最新の情報を迅速に取り出すことができます。

System Overview (システム概要) で機器を追跡

ラボの機器とその最新の状態を簡潔にまとめたリストが System Overview (システム概要) に表示されます (図 2)。機器の簡単な概要を表示することも、リストを拡張し、選択したシステムの個々のモジュールを表示することもできます。これは、すべての機器の状況を追跡するためのシンプルな方法です (クイックスナップショットまたは詳細ビューで表示)。

モジュールの詳細ビューが畳み込まれた機器リスト
モジュールの詳細ビューが展開された機器リスト

図 2. モジュールの詳細ビューが畳み込まれた機器リスト (上) と展開された機器リスト (下)

重要な情報をオンラインまたオフラインでいつでも使用できる状態に維持

新しいデータ共有機能は、すべてのシステム情報と状況データをオンラインとオフラインの両方で確実に入手できます。また、重要なデータをアップロードし、同期するローカルまたはネットワーク共有フォルダを選択することもできます (図 3)。

クライアントレビューツールとそのフィルタ機能は、すべてのシステム情報に容易にアクセスできると同時に、アーリーメンテナンスフィードバック (EMF) カウンタや限界値などの状況データを取り出し、統合し、分析することができます (図 4)。

Lab Advisor の EMF 機能は、摩耗した部品を適宜交換し、部品の故障による予期しないダウンタイムを回避できるように、システムの使用状況を追跡して、ランプ使用時間やシールの摩耗などのメンテナンスの問題に関するプロアクティブな情報を提供します。

データ共有とクライアントレビュー

図 3. データ共有とクライアントレビュー

クライアントレビューのフィルタ機能

図 4. クライアントレビューのフィルタ機能

規制環境でユーザーによる処理を特定、記録、および報告できるようにユーザーを設定

規制環境にあるラボはトレーサビリティ機能のメリットを活用することができます (図 5)。トレーサビリティ機能を使用することで Lab Advisor のユーザーアクセスを構成し (図 6)、処理と結果の生成の両方を特定の個人に割り当て、この情報をログで報告することができます。タイムスタンプや、該当する場合は合否の表示が含まれる結果も印刷できます。

トレーサビリティ機能

図 5. トレーサビリティ機能

完全なトレーサビリティを提供するためのユーザーリスト/ログインウィンドウ

図 6. 完全なトレーサビリティを提供するためのユーザーリスト/ログインウィンドウ

機器制御への信号プロットデータ記録の組み込み

アジレントが、Lab Advisor の機器制御機能を強化、拡張して、待望の信号プロットデータ記録機能を組み込んだ結果、複雑で詳細なトラブルシューティングおよび診断テストの実行機能が向上しました (図 7)。検出器信号および機器の曲線、またはピストンの動きなどの診断プロットを選択して、ハードウェアの隠れた問題を検出し、システムの健全性を分析することができます。

Instrument Control (機器制御) ウィンドウと信号プロット

図 7. Instrument Control (機器制御) ウィンドウと信号プロット

迅速な応答時間の利点

Lab Advisor の新しい記録済みソフトウェアフレームワークにより、非常に堅牢で安定した性能とともに迅速な応答時間が得られます。この結果、1 回クリックするだけで、馴染みのあるすべての機器テスト、ツール、およびキャリブレーション機能を実行できるため、迅速な操作が可能です。

先進的な Agilent Lab Advisor B.02.01 ソフトウェアソリューションにより、生産性と信頼性を向上させるために機器性能の状況を適宜使用し、ラボをより効率的に管理できるようになるため、高品質のクロマトグラフィの結果を得ることができます。

新しい Agilent Lab Advisor B.02.01 は、次の機能によって生産性を向上させることができます。

・ LC および CE 向けの最も包括的な診断、メンテナンス、およびキャリブレーションツールセット

・ 新しいデータ共有、エクスポート、およびクライアントレビュー機能

・ 複数の機器のデータを適宜統合し、分析するレビュー機能

・ ユーザーの設定および特定のための便利なトレーサビリティ機能

Agilent Lab Advisor B.020.01 のすべての新機能をご活用ください。詳細は、こちらのリンクから詳細情報をご覧いただくか、アジレントの担当営業までお問い合わせください。