Access Agilent 2011年10月号

Agilent 7693A オートサンプラ と Easy SamplePrep ソフトウェアを使用すれば、作業をさらに効率化できます。

Larry Medina
アジレントプロダクトマネージャ、GC およびワークフロー自動化

ガスクロマトグラフ(GC)でオートサンプラを一度でも使えば、様々な利点が得られることがすぐにわかります。より優れた、再現性の高い結果を得られ、生産性が向上します。エラーの発生が少なくなり、フラストレーションが減少し、分析結果に対する信頼性も高まります。使用している GC のそばを離れて、ほかの急ぎの業務をこなすことができます。ときには、本当のコーヒーブレークをとる時間さえ見つけられるかもしれません。

図 1. 上の図のバイアルは、7693A ALS システムにより自動化された標準およびサンプル前処理機能を示しています (図を拡大)。

図 1. 上の図のバイアルは、7693A ALS システムにより自動化された標準およびサンプル前処理機能を示しています。

アジレントは、Agilent 7693A オートサンプラ (ALS) により、自動化をさらに一歩前進させました。Agilent 7693A ALS は、さらなる効率を実現するために一新されています (図 1)。2 つの溶媒ボトルと 1 つの廃液ボトルに対応するキャパシティを備えた 7693A ALS インジェクタは、最大 16 サンプルの分析を自動化します。このインジェクタに、10 個の溶媒バイアルと 5 つの廃液バイアルを収容するバイアルトレイを組み合わせることができます。インジェクタタワーも、トレイを使用する場合の 3 つのサンプルバイアル移動ポジションに対応しているため、比類のない柔軟性が得られます。さらに、各バイアルラックは 50 サンプルを収容できるので、最大 150 サンプルを一度にロードすることができます。

図 2. インターフェースのドラッグ&ドロップ機能により、プログラムステップを簡単に作成できます (図を拡大)
※Easy SamplePrep ソフトウェアは日本語対応しています。

図 2. インターフェースのドラッグ&ドロップ機能により、プログラムステップを簡単に作成できます。

図 3. リソース指定: 化学リソースバイアルを指定し、リソースに名前をつけ、各リソースを回数ごと、またはバイアルごとで使用するかを選択します (図を拡大)。※Easy SamplePrep ソフトウェアは日本語対応しています。

図 3. リソース指定: 化学リソースバイアルを指定し、リソースに名前をつけ、
各リソースを回数ごと、またはバイアルごとで使用するかを選択します。

シンプルなアドオンにより
サンプル前処理機能を向上

サンプル前処理ステップの柔軟性とキャパシティの向上は、はじまりにすぎません。たとえば、トレイに ヒータ/ミキサー/バーコードリーダモジュールを追加し、適切なソフトウェアを使うだけで、サンプルバイアルの加熱や、誘導体化試薬または溶媒の追加、さらには溶媒の混合、システムへのサンプル導入も自動化できます。このアドオンモジュールがあれば、バーコードの読み取りにより、サンプル前処理プロセスを簡略化することもできます。

機能をさらに拡張したいですか?それなら、上記の構成に2つ目のインジェクタタワーと Sample Handling Syringe キャリッジを追加するだけで、希釈や再溶解、液液抽出などの機能も実行できるようになります。

ドラッグ&ドロップのシンプルさを備えた Easy SamplePrep ソフトウェア

現在、Agilent GC用 ChemStation および OpenLab CDS データシステムソフトウェアを使えば、7693A の高度な注入機能やサンプル処理機能をあますところなく活用することができます (図 2)。しかし、ドラッグ&ドロップのシンプルさを求めるなら、Agilent Easy SamplePrep ソフトウェアアドオンを体験してみてください。Easy SamplePrep では、アイコンをドラッグ&ドロップし、Add (添加)、Mix (混合) (混合のスピードと時間を指定するだけです)、Heat (加熱) (加熱ステップの温度と時間を簡単に設定できます)、Wait (待機) などのステップを完成させるだけで、カスタムのサンプル前処理プログラムを作成できます (図 2 のデモ参照)。サンプル前処理プログラムの準備が整ったら、リソースを色分けし、識別および追跡することができます (図 3)。

作業量の最適化、毒性化学物質への曝露の抑制、溶媒使用量の削減、廃液の最小化、破損したガラス製品の交換費用の削減などを実現し、サンプル前処理ワークフローの効率を高めたいのなら新しい Agilent 7693A ALS の導入が、最適な選択肢となります。ラボの分析効率を最大限に高められるように設計されていることがわかるはずです。

アジレントはラボへの 7963A 導入を簡単にしています。

Agilent 7693A オートサンプラを使えば、サンプル前処理の時間と費用を削減できるとアジレントは確信しています。しかし、ラボがこのシステムのすばらしさを知る唯一の方法は、実際にシステムを使ってみて、ご自分の目でたしかめることです。
少しだけ時間をとって、柔軟性の高い Agilent 7693A オートサンプラの利点の詳細をご確認ください。そのあとで、ラボへの導入について、アジレントの担当者にお問い合わせください。