Access Agilent 2010年7月号

Agilent 点検サービスの劇的な効果を示す 5 年間の調査

Phil Christ
アジレント コアサービスプログラムマネージャ

機器故障の最大 60 % は、定期点検中に交換されなかった磨耗部品の不具合により生じます。しかし、多くのラボでは、アジレントの点検プログラム以外の点検手法を選択しています。これはおそらく、不要な時間や費用がかかると思われているためです。

アジレントの点検サービスは、ラボやビジネスにおいて、必ず優れた投資になります。米国のサービスコールに関する 5 年間の調査では、Agilent メンテナンス (点検) により、修理の回数と総費用が大幅に減少することが示されています。

修理回数が平均 24 %、費用が平均 31 % 減少することが証明されている Agilent メンテナンス

Agilent メンテナンス により、予期せぬ修理の回数や費用を削減できることを証明するために、綿密な統計解析をサードパーティのアクチュアリー会社 [1] に依頼しました。この解析では、5 年間にわたって、米国における 3 万 8000 回以上のサービスコールが調査されました。

アクチュアリー会社の実施したこの研究では、アジレントの修理サービスのみの対象となる 5600 システムで構成されるグループと、修理サービスと 点検サービスの両方の対象となる 7800 システムで構成されるグループについて、修理要請電話の発生事例が比較されました。調査対象となったシステムは、アジレント製機器と他社製機器の両方で構成されています。

以下の図にまとめた調査結果では、修理回数、修理費用、システムのダウンタイムが大幅に減少することが示されています。

Agilent メンテナンスによる平均減少率
プラットフォーム 修理回数 修理費用 年間のダウンタイム日数
GC -18 % -17 % -0.9
GC/MS -27 % -31 % -2.0
LC -26 % -31 % -2.5
LC/MS -39 % -34 % -3.0
非アジレント製機器 -17 % -25 % -3.0
UV-VIS -9 % -15 % -0.5
加重平均 -24 % -31 % -2.4
点検時に実施された修理を除いた場合 -35 % -41 % -3.4

結果の計算方法

上で述べた各機器グループについて、以下の 3 つの主要統計データを計算しました。

  • 修理の総回数
  • 修理の総費用
  • 修理により生じた機器ダウンタイムの総日数

基礎的な計算を行った後、各機器の稼働時間とサービス契約期間に応じて各統計カテゴリーを標準化し、結果を年換算しました。その後、カテゴリーごとに 2 つのグループを比較し、点検による効果を検証しました。

付加的な効果 – 予定外のダウンタイムが大幅に減少

この解析では、すべての機器タイプにおいて、修理回数と修理費用が Agilent メンテナンス により大幅に減少することが示されています。特に、ICP-MS などの複雑性の高い機器では、その効果がもっとも大きくなっています。

さらに重要なのは、Agilent メンテナンス の対象となる機器では、修理の 15 % が実際の点検サービス中に実施されているという点です。これにより、予定外のダウンタイムや修理の頻度、修理費用はさらに減少します。このことは、機器の稼働時間が増加し、年間での財務上およびプロジェクト実施上の効果が得られることを示唆しています。

5 年間の調査の詳細

詳細な知見や、費用やダウンタイムにおける機器カテゴリー別の効果などの 5 年間の調査の詳細については、白書 「Agilent メンテナンスの効果を実証する 5 年間の調査 (5-year study substantiates value of Agilent Preventive Maintenance)」 をダウンロードしてください。

また、アジレントのサービス担当者 [2] にお問い合わせいただけば、お客様の機器タイプや使用年数、アプリケーション要件、分析サンプルの範囲などと結びつけながら、Agilent メンテナンス の実際の効果をご説明いたします。

  1. このアクチュアリー会社のクライアントには、保険会社や自動車会社が含まれています。同社の業務は、クライアントの保証やサービス契約に関連する膨大なデータを解析することです。
  2. Agilent メンテナンスは、Agilent アドバンテージシルバーおよびアドバンテージゴールドプランに含まれています。また、個別にご利用いただくこともできます。Agilent メンテナンスは、アジレント製機器のほか、一部の他社製機器も対象としています。