ニュースリリース 2014年4月4日付

アジレント・テクノロジー、革新的なハンドヘルド FTIR を発表
ラボ用 FTIR の性能を屋外でも実現
エルゴノミクスデザインで、使い勝手を向上した 4300 ハンドヘルド FTIR

 

 アジレント・テクノロジー株式会社 (社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、次世代型ハンドヘルド FTIR「Agilent 4300 ハンドヘルド FTIR」を発表します。先端材料、芸術品、歴史的遺物、地質学、農業、複合材料、コーティング、ポリマーなど、様々な測定対象物の中赤外分光分析による現場分析を可能にします。

 軽量でエルゴノミクスデザインの「4300 ハンドヘルド FTIR」は、モバイル測定に理想的なシステムです。また、測定対象物の同定や評価を非破壊で行えるため、現場分析の可能性が広がります。

 今回発表の「4300 ハンドヘルド FTIR」は従来機と比べて 35 % の軽量化を図っています。従来を上回る高速・高感度、可搬性、柔軟性、快適性を実現しています。

 当社のスペクトロスコピー製品担当バイスプレジデント、Philip Binns は次のように語っています。
「今回発表のハンドヘルド FTIR は、モバイル FTIR 市場に大きな変革をもたらすものと考えております。コンパクトで持ち運びに優れているだけでなく、最先端のエルゴノミクスデザインにより、長時間にわたる使用でも負担が少なくなっています。これにより、さらに高品質のデータが得られます。サンプル前処理なしに、迅速に現場分析を行うことが可能です。」

 この FTIR は、検出器の異なる 2種類のシステムから、目的に応じたシステムを選択することができます。1 つは DTGS(重水素化硫酸トリグリシン)検出器を搭載した FTIR で、幅広い材料分析用途に適しています。もう 1つは MCT(水銀カドミウムテルル)検出器を搭載した FTIR で、感度や高速な測定を必要とする分析に適しています。これにより、複数の分析対象物や測定ポイントを迅速に分析することができます。

 「4300 ハンドヘルド FTIR」は、交換が可能な5種類のインタフェースから、目的に応じたインタフェースを取り付けることにより、幅広い分析に対応できます。各インタフェースには RFID チップが搭載されており、当社の MicroLab Mobile ソフトウェアと連携が図られています。このソフトウェアは、使い勝手に優れたインタフェースとなっています。これらの機能とタッチスクリーンにより、簡単に操作することが可能です。

 今回発表の「4300 ハンドヘルド FTIR」は、当社のモバイルメジャメント・ソリューション群を構成する最新製品です。当社のモバイルメジャメント・ソリューションは、GC、GC/MS、FTIR があり、食品、農業、法医学、鉱山、バイオ燃料、化学、環境、材料などの分析用途に利用されています。


アジレント・テクノロジーについて

アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、診断、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20,600名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2013年度、68億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp

 2013年9月19日、当社は、電子計測会社を非課税のスピンオフ手続きにより、自社を株式公開会社2社に分割する計画であることを発表しました。この会社分割は2014年11月初旬までに完了見込みです。

※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。

マスコミ関係者の皆様: 技術、地域貢献、役員等に関連する情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.co.jp/newsjp

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    カストマコンタクトセンタ   電話:0120-477-111