LC/MS を用いた水道水中のフェノール類の分析

Pub.No. 5994-7256JAJP

Agilent Ultivo トリプル四重極 LC/MS を用いた水道水中のフェノール類の分析

フェノール類は浄水処理過程で生成する消毒副生成物で、フェノール、2-クロロフェノール(2-CP)、4-クロロフェノール(4-CP)、2,6-ジクロロフェノール(2,6-DCP)、2,4-ジクロロフェノール(2,4-DCP)、および 2,4,6-トリクロロフェノール(2,4,6-TCP)の 6 種が水質基準の対象となっています。このアプリケーションノートでは、これら 6 種のフェノール類について LC/MS 法で分析した結果をまとめました。フェノール類の基準値はフェノール換算で 5 μg/L となっています。また固相による濃縮は 50 倍(バックフラッシュを用いる場合)もしくは 100 倍となっています。そのため 100 倍濃縮を想定し、基準値 1/10濃度を検出する場合、4 μg/L のフェノール類を検出する感度が必要となります。測定の結果、6 種すべてのフェノール類で 4 μg/L が検出可能であり、添加回収試験も良好でした。

分野 環境
キーワード フェノール類; 環境分析; 水道水; lcms 
掲載年月 2024/04
ページ数 5ページ (PDFファイルサイズ 375kB)

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