Brilliant II SYBR® with High/Low Rox Master Mix
掲載の製品はすべて試験研究用です。診断目的にご利用いただくことはできません。
ハイパフォーマンスのBrilliant II SYBR® QPCR、QRT-PCR 試薬シリーズにROX reference dyeをマスターミックスに含んだ新しいシリーズが登場しました。アジレント(旧ストラタジーン)のMxシリーズはもちろん、その他のリアルタイム定量PCR装置でもお使いいただけます。
マスターミックスに新たにROX reference dyeを加えたことで、より迅速な反応セットアップが可能になりました。ROX濃度に2種類のバージョンをご用意していますので、お使いの機種に最適なマスターミックスをお選びいただけます。
Brilliant II SYBR® ROX試薬は、これまでにない高い感度と再現性を持ち、他社競合品と比較すると、高濃度や低濃度のテンプレートにおいてCtの立ち上がりが早いだけではなく、あらゆる範囲のテンプレート濃度において反応効率が優れています(図1,2)。
早いCtでターゲットを検出することにより、従来よりも少ないサイクル数でも検出に十分な増幅が得られ、増幅産物のサイクル毎の複製誤差を減らすことができます。これにより、再現性が改善され、より正確な定量結果を得ることができます。また、高い感度を実現したことにより、テンプレート濃度の僅かな差を検出する際の再現性にも優れています。
Brilliant II QRT-PCR SYBR® High/Low ROX Master Mix 1-step試薬には、MMLV逆転写酵素の様々な活性ドメインに変異を導入した変異体の中から、1-Step QRT-PCRに最適なものを選んで配合されており、50℃での逆転写反応で最大の能力を発揮します。逆転写反応とリアルタイム定量PCR反応が1つのチューブで行えるので、ハイスループットなQRT-PCR解析に最適です。
Brilliant II SYBR® High/Low ROX QRT-PCR 2-Step試薬には、幅広い反応温度帯で高い活性を持つ AffinityScript Multiple Temperature Reverse Transcriptase (RT)が使われています。本酵素では、MMLV由来の逆転写酵素に複数 の変異を導入することで、37~55℃のあいだで高い活性を長時間維持することができ、高温での逆転写反応でも十分な量のcDNA合成が 可能になっています。このため本製品では、二次構造等を持つ難しいテンプレートからでも、これまでにない高い再現性と感度を兼ね 備えた、2-Stepでの逆転写定量PCR(QRT-PCR)を行うことができます。逆転写酵素もマスターミックスしようなので実験が簡素化でき、25分で定量PCRに適したcDNAの合成を完了できます。
リアルタイム定量PCR装置は採用している蛍光励起・検出系の違いにより、必要となるROX reference dye濃度が異なります。ROX reference dyeでの補正をもっとも正確に行うためには、装置のリニアな検出範囲の中盤でROXシグナルが検出されるように調整することが必要です。図3は、Brilliant II SYBR® QPCR High ROX master mixを用いてApplied Biosystems 7900HT QPCR systemで検出した例で、幅広いテンプレート濃度で高い再現性が得られています。お使いのリアルタイム定量PCR装置に最適のBrilliant II SYBR® low、high ROX試薬をお選びいただくには、下記の表をご覧ください。
製品 |
お使いいただけるシステム |
Low Roxシリーズ |
アジレント(旧ストラタジーン) Mx3000P, Mx3005P, Mx4000 |
High Roxシリーズ | ABI Prism 7000, 7700, ABI7300, 7900HT, 7900HT Fast |
Product | Catalog # | Amount | Price | |||||||||||||||||||||
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