熱脱着

熱脱着 熱脱着は、様々なマトリックスから揮発性化合物と半揮発性化合物を抽出、分離するのに広く用いられている方法です。空気汚染の監視(屋内、屋外、作業環境、自動車内、呼吸など)によく使用され、土壌やポリマー、包装材料、食品、香料、化粧品、タバコ、建築資材、薬品、消費財の分析においてもきわめて有益なツールになっています。実際、揮発性有機化合物を含むほとんどのサンプルは、熱脱着系の技法を使用して分析することができます。 どんな分析ニーズであれ、アジレントと提携パートナーはそのニーズを満たす熱脱着サンプリング・分析用の製品、サービス、専門技術を提供できます。

アジレントパートナーの提供する熱脱着製品

提携パートナー 提供製品 所在地
Gerstel * 吸着剤を用いた標準的な熱脱着、または試料調製を行わない直接熱抽出を実行する多機能システム ドイツ、スイス、アメリカ、日本。他の国の取扱業者や販売店については会社のウェブサイトをご覧ください
Markes International 吸着剤を用いた標準的な熱脱着。再捕集機能オートサンプラなど多機能システム 英国。他の国の取扱業者や販売店については会社のウェブサイトをご覧ください
Entech Instruments * キャニスター技術 米国。他の国の取扱業者や販売店については会社のウェブサイトをご覧ください
Anatune * 熱脱着能を有する多機能インレット。CTCサンプラーによる自動化が可能 英国。他の国の取扱業者や販売店については会社のウェブサイトをご覧ください
CDS Analytical * 半導体ウェーハーなどの脱着装置 米国。他の国の取扱業者や販売店については会社のウェブサイトをご覧ください
Chromtech * CTCサンプラーの熱脱着用付属装置 ドイツ

*はアジレント・テクノロジー外のホームページへのリンクです

熱脱着の仕組み サンプリング 熱脱着は、実際には複数の技法の組み合わせで、GCあるいはGC/MS分析に先立って複雑なマトリックスから揮発性物質を抽出、濃縮するのに用いられます。空気などの気体サンプルの場合、最も手頃なやり方の1つは、1種類以上の吸着剤を充填した熱脱着チューブから既知容量を吸引することです。別の方法として、真空にした清浄なキャ二スターに空気を吸引することもできます。他の種類のサンプル(たとえば、ポリマーや食品、包装材など)は、熱脱着チューブや大きな容器に直接入れることもできます。

真空Summaキャ二スターは、空気やプロセスストリーム、煙道のガス、埋立地のガスなどの気体サンプルを採取するのに用いられます。ほとんどのCFCやC2炭化水素にはキャ二スターが必要です。
1種類以上の固体吸着剤を充填したステンレススチール製またはガラス製の熱脱着チューブ。空気などの気体サンプルをチューブに通すと、揮発性が非常に高い物質を除いてすべての化合物がトラップされます。サンプルは受動拡散によって採取されることもあります。
ポリマーやペースト、包装材料などの小さいサンプルは、ステンレススチール製またはガラス製の熱脱着チューブに直接入れます。
大きな物質は大型の容器内に入れ、代表的試料を得ることもできます。分析時にサンプルを破壊しないことが重要で、そのため大型の容器が必要になる場合もあります。

脱着とサンプルの注入 加熱すると、揮発性物質がトラップ材料あるいはサンプル自体から放出され、不活性ガスによって二次トラップに送り込まれます。キャ二スター使用時には、サンプルはキャ二スターからこのトラップに送り込まれます。装置によって、トラップを充填することもあれば、充填しない場合もあります。また、室温以下に冷却する場合もあります。 最後に、二次トラップが急速に加熱され、脱着された揮発性物質がキャリヤーガスによって分離・分析用のGCに送り込まれます。

 カタログ - 加熱脱着ソリューション(PDF、271KB)

アジレントの環境衛生・安全性ソリューション関連の海外情報については、ここをクリックしてください(英語情報)。