【NEW】Altura ウルトライナート HPLC カラム

バイオ医薬品分析用 LC カラム

【NEW】
Altura ウルトライナート HPLC カラム

酸性またはアニオン性官能基を有する分析対象物に対する液体クロマトグラフィー法の開発は、堅牢かつ信頼性の高い定量データを得る上で特に困難です。これは、これらの化合物が非特異的な結合、あるいは流路内の活性金属部位との相互作用を示す傾向があるからです。特に LC/MS ワークフローでは、このような相互作用により、吸着によるサンプルのロス、サンプルキャリーオーバー、注入間のピーク面積の一貫性の欠如、ピークテーリングの増大、検出器シグナルの低下が発生します。

Altura カラムは、アジレントの革新的なウルトライナートテクノロジーを搭載しています。この高度なコーティングが金属活性点をブロックするため、従来のステンレス製 HPLC カラムの強度、圧力耐性、一貫性を維持しながら不活性な流路を確保できます。

その結果、Altura カラムでは固定相本来の分離能力を最大限に活用でき、金属と相互作用を示すような非常に分析が困難な分析対象でも、優れたクロマトグラフィー性能、平衡化時間の短縮、感度の向上を実現できます。

Altura ウルトライナート HPLC カラムの初期リリースには、ペプチド、オリゴヌクレオチド、極性代謝物など、金属と相互作用しやすい成分に最適な逆相および HILIC 固定相が含まれています。

お見積りはこちらお問合せはこちら

特長

  • 非特異的結合の減少による純粋な分離選択性
  • テーリングの減少による良好なピーク形状
  • サンプル回収率の改善による感度向上
  • 高速平衡化による高品質データの迅速な取得
  • さまざまなクロマトグラフィー手法による高い汎
  • 優れた検出下限により、変化する規制のニーズに柔軟に対応

ページTOP

機能および原理

  • ウルトライナートを活かした液体クロマトグラフィー

    アジレントはガスクロマトグラフィー分野において不活性コーティングの革新的技術の特許を取得しており、数十年の実績があります。当社はこの専門知識に基づき、ウルトライナート技術を液体クロマトグラフィーカラムに応用しました。Agilent Altura HPLC カラムでは、ステンレス(SS)製カラムハードウェアに新しい不活性コーティングを施して、SS と金属と反応しやすい成分の間の相互作用をブロックしています。このため、SS カラムハードウェアの強度、圧力耐性、一貫性を維持しながら不活性流路を確保できます。

    ビデオを見る

  • ウルトライナートテクノロジー:金属と相互作用しやすいサンプルのピーク形状と感度を改善

    従来のカラムにおいて、カラム内の活性の高い金属部位と対象成分との相互作用によりピークのテーリングや非対称が生じることは数多く報告されており、特にオリゴヌクレオチドやペプチドなどの生体分子では発生しやすい傾向があります。Agilent Altura カラムではウルトライナートテクノロジーによりこのような相互作用を抑制します。そのためよりシャープで対称的の高いピークが生成され、S/N 比が向上し、より高感度な分析を達成できます。

    ホワイトペーパーを読む

ページTOP

アプリケーション

  • 不活性流路により複雑な mRNA マッピングが可能

    HPLC で不活性な機器とカラムを組み合わせることは、サンプルの回収率を最大化して徹底的な mRNA マッピングを可能にするために重要です。Agilent Altura オリゴ HPH-C18 カラムと Agilent 1290 Infinity II Bio LC システムの組み合わせを使用して、相補的 RNase 4 および RNase T1 で消化した Fluc mRNA を分析したところ、94.7 % の配列カバー率を達成できました。

    アプリケーションノートを見る

  • HILIC による GLP-1 不純物分析の直交型分離

    (バイオ)合成治療用ペプチドはよく製造工程由来不純物や目的物質由来不純物との混合物として存在し、通常は逆相クロマトグラフィーによってモニタリングされます。このアプリケーションノートでは、Agilent Altura Poroshell HILIC-Z カラムと Agilent 1290 Infinity III Bio LC システムおよび Agilent InfinityLab LC/MSD iQ を組み合わせて使用して、GLP-1 受容体作動薬の目的物質由来不純物(メチオニンの酸化、アミノ酸の挿入、N 末端ヒスチジン切断など)をモニタリングしています。潜在的な立体異性体も、両性イオンの HILIC 相を用いてクロマトグラフィー分離されます。

    アプリケーションノートを見る

ページTOP