Pub.No. 5994-8055JAJP
メッセンジャーリボ核酸(mRNA)ベースの医薬品の開発が加速しており、これらのバイオ医薬品の特性を解析するための新たなメソッドが登場しています。その 1 つが mRNA マッピングです。mRNA マッピングでは、IP-RPLC または HILIC を用いた LC/MS に適したオリゴヌクレオチドを生成するために RNase が使用されます。HILIC では、mRNA 配列、3' ポリ A テールの長さと分布、5'キャッピング構造/キャッピング効率、翻訳後修飾、配列変異体など主な構造特性に関する重要な見識を引き出せます。ところが、LC/MS 流路のステンレス(SS)表面の悪影響により、オリゴヌクレオチドの測定に偏りが生じます。こういった影響を軽減するため、このアプリケーションノートでは、ウルトライナートテクノロジー搭載の Agilent Altura Oligo HPH-C18 カラムと Agilent 1290 Infinity II Bio LCシステムおよび Agilent 6530 LC/Q-TOF を使用して、低吸着性の流路で mRNA 分解物を IP-RPLCMS 分析した結果を示します。
| 分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
|---|---|
| キーワード | mRNA; mapping; IP-RPLC-MS; low adsorption; flow path; COVID; vaccine; stainless steel; nucleotides |
| 掲載年月 | 2025/11 |
| ページ数 | 14ページ (PDFファイルサイズ 1.85MB) |