1260 Infinity II 高温蒸発光散乱検出器

HPLC 各種モジュール

1260 Infinity II 高温蒸発光散乱検出器

1260 Infinity II 高温蒸発光散乱検出器(HTELSD、高温ELSD)は、非常に低濃度の高分子量ポリオレフィン(ポリエチレンおよびポリプロピレン)を検出できます。 超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)の分析に際し、分子量分布を高い再現性で検出し、正確な分析を実行するために、は、ベースライン安定性の高い新たな検出手法が必要になります。

高温 ELSD により、ポリマーのカラムへの導入量を低減し、分子鎖の切断や分解のリスクを低減することが可能です。 示差屈折率検出器と比較して感度が非常に高く、正確な分析を妨げる負のピークや干渉ピークの影響を防ぐことが出来ます。

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特長

  • 分析時間を短縮 - 最短のシステム平衡化時間と最高のベースライン安定性を実現
  • 示差屈折計(RID)よりも優れた感度 - 低濃度の UHMWPE サンプルの分析では、新しい高性能のポリマーの開発と特性解析に最適な、高温 GPC 手法により高感度分析が可能
  • データ処理が容易 - ベースラインドリフトがなく、干渉溶媒ピークは除去されているため、正確で再現性の高い結果を取得可能
  • 正確な分子量 - 可動温度を低くすることで分子量測定における直線性と完全性が向上
  • 示差屈折率検出(RID)よりも優れた直線性と再現性 - 低分子量での濃度とポリマー変化の dn/dc によりRID レスポンスが低減する場合あり
  • 高温 ELSD はサンプルの物理的性質には左右されず、正確な直線性を実現
  • サンプル沈殿のリスクなし - ELSD と高温 GPC システムとの接続は、正確に制御された高温トランスファラインを使用しています。
  • コールドスポットが存在しないため、溶液中にサンプルが確実に溶解します。
  • ピーク極性の影響なし - 一般的には、正と負の両方のサンプルピークが検出される RID とは異なり、高温 ELSD で得られるピークは常に正ピークで検出されます。
  • ベースライン選択時のピーク干渉なし - 浸透限界での溶媒ピークにより、困難になる低分子量で積分限界の選択を、問題なく行うことが出来ます。

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