5800 ICP-OES

マルチ型 ICP 発光 (ICP-OES)

5800 ICP-OES

Agilent 5800 ICP-OES は、ラボの効率化を実現するために開発された装置です。内蔵センサと、スマートなアルゴリズムと診断機能により、問題を発生前に特定し、稼動率を最大限に高め、再測定が必要なサンプル数を最小限に抑えられます。

誘導結合プラズマ発光分光分析計 (ICP-OES) において、サンプルと機器の状態をスマートに把握できるものは他にはありません。5800 ICP-OES と強力な ICP Expert ソフトウェアなら、適切な分析結果を最初から継続して毎回得ることができます。

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特長

  • アジレント独自の IntelliQuant 機能により、サンプルを詳細に分析できます。IntelliQuant は波長範囲全体からデータを捕捉し、スペクトル干渉を特定して、毎回正しい答えが確実に得られるようにアドバイスを提示します。
  • 装置の状態をスマートな方法で追跡します。メンテナンスが必要となる時期をユーザーに知らせるセンサやカウンタによって、ダウンタイムとメンテナンスコストを低減します。
  • Neb Alert 機能により、無駄な時間やトラブルシューティングのコストを回避できます。この機能はネブライザを常にモニタリングして、クリーニングが必要なときや漏れが生じたときにアラートを出して知らせます。
  • ICP Expert のデータ解析とスマートアルゴリズムによって、簡単なメソッド開発を実現します。こうしたアルゴリズムには、適合バックグラウンド補正 (FBC)、高速自動カーブフィッティングテクニック (FACT)、元素間干渉補正 (IEC)、IntelliQuant などがあります。
  • 5800 の垂直配置トーチデザインにより、クリーニングやダウンタイムが低減し、トーチの交換回数が確実に減少します。
  • 最小の ICP-OES である 5800 は、貴重なベンチスペースを節約できるだけでなく、所有コストの削減も実現します。光学系のレイアウトがコンパクトなため、短時間でパージでき、サンプルが測定可能になるまでの待ち時間を短縮できます。

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仕様

  • 新しい Agilent 5800 ICP-OES 分光分析計には、バーティカルデュアルビュー (VDV) とラディアルビュー (RV) の 2 つの構成(英語)があります。どちらの構成も、167~785 nm の波長範囲全体での高速同時測定を実現するユニークな検出システム、感度と分解能を強化するフリーフォーム光学系技術による垂直配置トーチと新しい光学系設計が特徴です。
  • すべての構成に、マスフローコントロール機能付きのネブライザ、プラズマガス、補助ガス、メークアップガスが標準で付属します。5800 ICP-OES には、Easy-Fit トーチ、ダブルパススプレーチャンバ、SeaSpray ネブライザ、サンプル用および廃液用ポンプチューブ、サンプル導入システムも含まれています。
  • 寸法 (幅 x 奥行 x 高さ): 625 mm x 740 mm x 887 mm

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アクセサリ

  • 5800 のアクセサリ
  • 5800 ICP-OES は、さまざまなアプリケーションに対応でき、卓越した性能を発揮できるように開発されました。ラボのワークフローを最適化する自動化サンプリングシステムのオプションも豊富に用意されています。
  • 水冷却装置

    1 HP の水冷却装置により、ICP-OES 装置を最適な性能で長期にわたって稼働させることができます。

    アドバンスドバルブシステム (AVS)

    AVS は、6 ポートまたは 7 ポートスイッチングバルブシステムです。5800 ICP-OES の分析 1 回あたりのコストを削減し、生産性を 2 倍以上に高めます。AVS のバブルインジェクション機能により、サンプル取り込み時間、安定化時間、および洗浄時間を短縮し、卓越した分析精度を実現します。

    詳細については、AVS の技術概要をご覧ください。

    SPS 4 オートサンプラ

    自動多元素分析用の SPS 4 は、原子分光分析のための次世代の高性能オートサンプラです。サンプル数が多く、高速で信頼性の高いオートサンプラを必要とするハイスループットラボのニーズに適合するように設計されています。小型で静か、また使いやすく手ごろな価格となっています。貴重なベンチスペースを無駄にすることなく周辺の汚染から保護できる、完全に一体化されたカバーもオプションで提供しています。
    詳細については、SPS 4 のリーフレットをご覧ください。

    IsoMist

    IsoMist は、温度制御されたスプレーチャンバです。–10 ~ +60 °C の間で調整できます。スプレーチャンバの温度を低くすると、揮発性有機溶媒の分析の長期安定性が向上します。

    詳細については、IsoMist の技術概要をご覧ください。

    加湿器
    長期安定性が向上

    加湿器はネブライザガスを湿らせてサンプル導入コンポーネントへの高マトリックスサンプルの蓄積を低減します。

    マルチモードサンプル導入システム (MSIS)
    1 ppb 以下の微量 As、Se、Hg の検出に

    マルチモードサンプル導入システム (MSIS) 1 ppb 以下の微量 As、Se、Hg の検出に マルチモードサンプル導入システムは、低 ppb レベルの検出下限で、As、Se、Hg などの環境に影響を与える元素を同時に分析します。水素化物技術によって大幅に向上した性能を実現しています。さらに、3 つのモードの選択肢があり、同じ設定を使用し切り替えることなくルーチン元素と水素化物元素を測定することも可能です。

    OneNeb 不活性ネブライザ
    有機溶媒と強酸に対応

    Agilent OneNeb 不活性ネブライザは、分析困難なサンプルを処理できるように開発されました。不活性プラスチック構造により、有機溶媒や強酸への耐性を持つと同時に、目詰まりがないように設計されているため、塩濃度の高いサンプルにも適用できます。詳細については、OneNeb のビデオおよびリーフレットをご覧ください。

    アプリケーションに特化したサンプル導入オプション
    アプリケーションを問わず、あらゆるサンプルに対応

    最適化されたトーチおよびサンプル導入キットを豊富に取り揃えており、有機溶媒、高塩/高マトリックスサンプル、フッ酸 (HF) を含むサンプルに対応できます。容易なメンテナンス、簡単な交換、経済的な使用といった特長を備えた取り外し可能なトーチを使うと、コストを最小限に抑えることができます。

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