インテリジェントレポート機能

OpenLab CDS 2 には、Excel などで作成するようなレポートを、そのままソフトウェア内で行うことができるインテリジェントレポート機能が標準で備わっています。簡単な操作で、各部署や依頼者の要望に沿ったレポートが作成できるだけでなく、手作業やデータ移行で発生する時間のロスやミスをなくすことが可能です。また、作成したレポートは、PDF、Excel、Word、テキスト形式で保存することができます。

分かりやすい編集とプレビュー画面

インテリジェントレポートによるレポート作成は、直観的で分かりやすく、好きな場所に好きな情報を配置させることができます。その作成作業は、まるで PowerPoint でスライドを作成するような感覚で行えます。

標準搭載されているテンプレートも多く、また、それらのカスタマイズも可能なため、誰が見ても分かりやすいレポートに仕上げることができます。

レポートの編集画面とプレビュー画面を並べて表示させることができるため、編集中のレポートが実際にどのように出力されるのかを確認しながらレポート作成が行えます。

   

合否判定を自動で可視化

最適な解析が行われた分析データでも、数字の羅列の中に埋もれてしまっては意味がありません。また、その中から必要なデータを目視で抽出することは至難の業です。

インテリジェントレポートでは、基準値から外れた結果に対し、数値やセルの色を自動で変更する用設定することができます。この設定を行うことで、注目すべき結果を一目で判別できるようになるだけでなく、結果の見落としを防ぐことが可能になります。

また、レポートに数値を記載せずに、計算結果を元にして 「合格」 「不合格」 といった判定だけをレポートに記すこともできます。

   

MS スペクトルもレポートに追加

このインテリジェントレポートでは、レポート上に GC/MS と LC/MS のスペクトルと TIC を掲載することができます。この時のスペクトルは、データ解析メソッドに基づいた結果が反映されるので、もしバックグラウンド補正を行っていれば、この結果がレポートに反映されます。

また、GC/MS では NIST ライブラリでの検索結果や、ライブラリの参照スペクトルもレポートに掲載することもできます。

   

一目でわかるバブルチャート

従来のクロマトグラムと表によるレポートだけでなく、インテリジェントレポートではバブルチャート形式で結果を表現することもできます。他のデータと異なる傾向を示す結果を、発見しづらい表と数字の羅列ではなく、バブルチャートで表現することで、一瞬で異常な結果を発見することが可能になります。

ルーチン分析における異常サンプルの検出や、化合物やサンプルの経時変化の追跡などで便利な表現方法になります。