日本薬学会 第135年会(神戸)

                 

 開催概要
 
会 期 : 2015年3月25日(水)~28日(土)
会 場 :

神戸学院大学、ほか

学会HP : http://nenkai.pharm.or.jp/135/web/index.html
アジレント ランチョン セミナー : 2015年3月27日(金) 12:15~13:15
会場:神戸学院大学 B号館 1F B104 O会場
⇒詳細

 

 ランチョンセミナー
 

【座 長】 アジレント・テクノロジー 前田 斉嘉
【演 題】 Exposomics:生涯曝露を測定する挑戦
【演 者】 国立環境研究所 環境健康研究センター 総合影響評価研究室  室長 中山 祥嗣 先生

(要旨)

環境省事業エコチル調査を始めとする環境要因が健康に及ぼす影響について研究し、予防や介入によってその影響の低減を図るのが環境保健と呼ばれる公衆衛生の分野である。環境保健で取り扱う環境要因は、物理化学的環境のみでなく、生物学的環境や社会経済学的環境、地域や家族との関係など幅広い。これら環境要因の質と量を評価するのが、曝露評価であり、近年特に胎児から大人になるまでの生涯曝露評価が、環境保健分野では重視されている。生涯曝露評価を行う手法として、国際がん研究機関Wild所長によって提唱された、exposomics 研究が注目を浴びている。曝露評価の対象となる環境要因は幅広く、分析化学を始めとし、センシング技術や数値モデル、社会経済学的アプローチなど学際的な取り組みが必要である。今回は、化学物質の exposomics に焦点を当て、現在の研究動向を紹介する。

 

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