4200 FlexScan FTIR (ハンドヘルド) サンプリングインタフェース

Agilent 4200 FlexScan FTIR (ハンドヘルド) は、以下のサンプリングインタフェースで使用できる専用システムです。記載されている部品番号でご注文いただけます。

サンプリングインタフェース 説明 部品番号
4200 FlexScan FTIR 球体ダイアモンド ATR
ATR インタフェースは、固体、液体、ペースト、ゲルの分析に最適です。インタフェースはダイアモンドウィンドウから構成されているため、腐食や傷によって損なわれません。サンプルは、ダイアモンドウィンドウに接触させられます。ATR は表面分析法であり、表面の 2~3 ミクロンのみ分析されます。
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4200 FlexScan FTIR 拡散反射
拡散反射サンプリング機能により、FlexScan は増加する重要なアプリケーションに対応する事ができます。試験を行ったところ、工芸品、土壌、岩石や鉱物、複合材料、表面の粗いプラスチック、布、金属表面の腐食など、幅広いサンプルで良好な結果が得られました。一般に、サンプルが光をほとんど反射しない場合は、拡散反射インタフェースをサンプリングメソッドとして用いられます。多くの場合、拡散反射はハンドヘルド FlexScan 用の最も簡単に使用できるサンプルインタフェースです。
0024-002
4200 FlexScan FTIR グレージング角反射
グレージングアングルスペキュラー反射インタフェースは、スペキュラー反射インタフェースの概念と同様ですが、入射角が異なります。グレージングアングルインタフェースの入射角は 82 度で、非常に薄い (サブミクロン)フィルムの分析に最適です。入射角が大きくなっているため、薄いサンプル内の赤外エネルギーの相互作用が大きくなり、サンプルの光路長が長くなるという二次的な利点があります。クリーニングバリデーションの研究など、反射金属表面上の微量汚染を確認するのに最適です。
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4200 FlexScan FTIR ナロー外部反射
スペキュラー反射インタフェースにより、アルミニウムやスチールなどの反射金属表面上のフィルムやコーティングを分析できます。入射角は 45 度です。赤外エネルギーはフィルムを通過し、スチールから反射して再びフィルムを通過し、スペキュラー反射インタフェースによって収集されます。また、赤外光が表面から反射する滑らかで、不透明なサンプルの分析にも使用できます。
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4200 FlexScan FTIR ゲルマニウム ATR
ATR インタフェースは、吸光度の高い固体や液体の分析に最適です。インタフェースはゲルマニウム結晶から構成されます。サンプルの表面は、ゲルマニウム結晶に接することで分析されます。表面の 0.5 ~ 2 マイクロメートルのみ測定されるため、この手法は炭素充填エラストマーやゴムなどの吸光度の高いサンプルに最適です。
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