時間
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講演内容
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9:40 |
受付開始
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10:00 - 10:10 |
開会のご挨拶、会場のご案内 |
10:10 - 11:30 |
食品の香りと分析法、および地域特産物の香りと機能性
公立大学法人熊本県立大学 環境共生学部 食健康科学科 教授 白土 英樹 氏
一つの食品から検出されるにおい成分の数は非常に多く、数十から数百におよびます。また、香りの発現は感覚刺激に基づいているため、機器分析等の科学的分析データと感覚評価をいかに結びつけるかも重要となります。今回は食品フレーバー分析における前処理法や分析技術(特に感覚評価を取り入れたフレーバー分析法)について概説するとともに、香気成分の機能性の評価法など、地域特産物の分析例を交えて紹介します。
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11:30 - 12:00 |
GC-MS分析とデータ解析に新しい風 ~香気分析に役立つ最新分析技術~
アジレント・テクノロジー株式会社 中村 貞夫
キャピラリ・フロー・テクノロジーは、食品香気成分のような複雑な組成のサンプルの GC/MS 分析に非常に有用です。その適用例を紹介します。また、多変量解析は、食品香気成分の解析手法として活用され、銘柄や産地判定などの識別に用いられています。 Agilent の多変量解析ソフトウェア Mass Profiler Professional を適用例を交えて紹介します。
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12:00 - 13:00 |
昼食 ※昼食の提供はございませんので、予めご了承ください。
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13:00 - 14:30 |
Recent Developments in miniaturized and automated sample preparation for Food Analysis
食品分析における最新の試料前処理技術の開発:『ミニチュア化と自動化』
Dr. Frank David, Research Institute for Chromatography (RIC; Ghent Univ ベルギー)
高度化するGC-MS, LC-MSを用いた食品分析において、ミニチュア化と省溶媒を実現する『SPME』、『SBSE』、『SPE』などの前処理技術と共に、網羅的解析を行うメタボロミックス的アプローチの応用例を紹介します。また、現在開発中である極性固定相をもつ New Twister (EG Silicon Twister)についても紹介します。
※本講演は、日本語による解説があります。
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14:30 - 14:50 |
コーヒーブレイク
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14:50 - 15:40 |
食品香気分析における最新の試料前処理・導入技術と 1次元2次元切替GC-MS
GC-MSによる食品香気分析において、簡易化、自動化、溶媒フリー、高分離能、高感度化を実現する最新技術として、『ヘッドスペース濃縮』、『1次元2次元切替GC-MS』、『GC分取/匂い嗅ぎ装置』などを紹介します。また、これらを組み合わせた手法による『高マトリックス中の微量成分の検索』などの応用例についても紹介します。
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15:40 - 16:10 |
香気分析における最新のGC-MS 解析ソフトウエア 「Aroma Office 2D」と「MassWorks」の紹介
GC-MSによる香気成分の分析において、質量スペクトルと2種類の保持指標(RI)によるクロス検索を行う香気成分データベース『Aroma Office 2D』を紹介します。また、四重極型MSの質量スペクトルから精密質量を算出し、同位体補正を行うMSキャリブレーションソフトウエア『MassWorks』の原理と、実際の香気分析における応用例までを紹介します。
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16:10 - 16:20 |
質疑応答、次回セミナーのご案内
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16:20 |
終了
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