Pub.No. TI 16B2G1-014
家畜に使用される動物用医薬品が食肉に残留することから、近年ではその残留基準値が設定されています。モネンシン、サリノマイシンはポリエーテル系の抗生物質で、海外では多く使用されています。これら抗生物質は分子量が大きく、難揮発性であるため、HPLC による分析が必要ですが、UV 吸収を持たないので、誘導体化後 UV や蛍光検出器で測定されています。しかし、試料マトリックスの影響を受けやすく、十分な感度は得られていません。また、GC/MS による方法も報告されていますが、誘導体化が必要なことと、さらに分子量が大きくなるため、汎用型 GC/MS には不向きです。そこで、ここではエレクトロスプレー法を使用した LC/MS での分析法を検討しました。
●分野 | : | 食品 |
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●キーワード | : | ポリエーテル、抗生物質、家畜、TI 16B2G1-014 |
●掲載年月 | : | 2001/01 |
●ページ数 | : | 2ページ (PDFファイルサイズ 81kB) |