シャンプー中の 界面活性剤と添加剤の分析

Pub.No. LC-MS-202012HK-002

LC/MSD iQ によるシャンプー中の 界面活性剤と添加剤の分析

シャンプーなどのスキンケア用品に含まれる洗浄成分には界面活性剤が用いられます。非イオン界面活性剤や陰イオン界面活性剤など多様な種類が使用されており、複数の界面活性剤をブレンドして用いられることがあります。
シャンプーに用いられるラウリル硫酸ナトリウムはアルキル鎖長の違いやオキシエチレン重合度に由来する分布を持ちます。分布を持つ界面活性剤を LC/MS で Scan 分析するとの質量由来のマススペクトルが得られ、詳細な解析が可能になります。
界面活性剤は洗浄成分として高濃度に含まれていますが、防腐剤や抗菌剤などの成分は添加剤として少量配合されています、そのため添加剤の検出には SIM 分析を行いました。Scan 分析ではマススペクトルを得ることができる反面、高感度検出が困難です。SIM(Selected Ion Monitoring)分析では、特定のイオンに着目して検出を行うことから高感度高選択な検出を行うことができます。
本アプリケーションノートでは Positive/Negative 同時かつ SIM/Scan 同時分析により、シャンプーに含まれる界面活性剤と添加剤を一斉分析しました。

分野 一般化学(スペシャリティケミカル)
キーワード 界面活性剤、防腐剤、SIM/Scan同時分析 
掲載年月 2020/12
ページ数 4ページ (PDFファイルサイズ 1.61MB)

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