Pub.No. 5994-8392JAJP
本アプリケーションノートでは、Agilent 6475 トリプル四重極 LC/MS(LC/TQ)を使用した水道水中の抱水クロラール分析の妥当性評価について紹介します。
抱水クロラールは、原水を塩素消毒する際に塩素と天然有機物が反応してできる副生成物のひとつであり、水道法に基づく水質管理目標設定項目として目標値 0.02 mg/L 以下(暫定)が定められています。水道水中の抱水クロラールの標準検査法(通知法)は溶媒抽出-GC/MS 法が採用されています。一方で近年、簡便な測定法として直接導入- LC/TQ 法が、水道水質検査における標準検査法として多く採用されています。そこで本研究では、LC/TQ のイオン化法として一般的に用いられるエレクトロスプレーイオン化(ESI)法を用いた、直接導入-LC/TQ 法による水道水中の抱水クロラールの測定法について妥当性評価を行いました。
分野 | 環境 |
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キーワード | 抱水クロラール; LC/MS; 水道水; 妥当性評価 |
掲載年月 | 2025/05 |
ページ数 | 5ページ (PDFファイルサイズ 8.20MB) |