極質量分析計(MS)を用いた抗体のグリコシル化のモニタリング

Pub.No. 5994-8345JAJP

シングル四重極 LC/MS を使用した、インタクトおよびサブユニットレベルでの抗体のグリコシル化のモニタリング

このアプリケーションノートでは、Agilent InfinityLab Pro iQ Plus シングル四重極質量分析計(MS)を用いた、トラスツズマブのインタクトおよびサブユニットレベルにおける抗体のグリコシル化の相対アバンダンスのモニタリングについて説明します。インタクトレベルでは、アジレントの高分解能精密質量システムで測定済みのものと一致する相対アバンダンスにより、MS スペクトルデコンボリューションソフトウェアから 5 種類のグリコシル化成分を同定しました。サブユニットレベルでは、トラスツズマブの軽鎖はアミノ酸配列に基づき予想される単一成分を示し、一方でトラスツズマブの重鎖により G0、G0F、G1F、G2F グリカンと一致する 4 つのピークが同定されました。グリコシル化モニタリングのための信頼性の高い相対アバンダンスと、優れた MS スペクトルピーク形状の両方が、Agilent Pro iQ Plus質量分析システムの性能を際立たせています。

分野 バイオ医薬品および医薬品
キーワード glycoslylation; antibody; LC/MS; Pro iQ Plus 
掲載年月 2025/06
ページ数 9ページ (PDFファイルサイズ 1.09MB)

アプリケーションノートを見る
(PDF 1.09MB)