LC/MS システムを用いた水産加工品中 29 種 PFAS の高感度一斉分析法

Pub.No. 5994-8279JAJP

Agilent 6475 トリプル四重極 LC/MS システムを用いた水産加工品中 29 種 PFAS の高感度一斉分析法

ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は,優れた撥水性と撥油性の両性質を有していることから様々な分野で利用されています。一方で、これら化合物は安定性と難分解性のために生態系や人間への暴露が懸念されています。我が国では環境省が、環境水中 PFOS およびPFOA の合算で暫定指針値を 0.05 μg/L(ppb)以下に設定しました。 食品に関しては、食品安全委員会が 2024 年 6 月に PFOS/PFOA の耐容一日摂取量(TDI)を20 ng/kg 体重/1 日と設定しました。特に、我が国では消費量の多さと過去の調査による残留量から水産物が最も懸念されています。既報1) で LC/TQ 法と新規固相抽出カラムを用いた作物中 29 種 PFASについて高感度分析法を報告しました。

このアプリケーションノートでは水産加工品中 PFAS の分析に固相抽出カラムによる簡便な試料前処理法および大量注入 LC/TQ 法を用いた高感度一斉分析法を紹介します。

分野 食品および飲料検査
キーワード PFAS; 食品分析; LC/TQ; 水産加工品; Feed 注入; Captiva 
掲載年月 2025/04
ページ数 5ページ (PDFファイルサイズ 1.65MB)

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