IC-LC/Q-TOFによるリチウムイオン電池電解液中のリチウム塩の分析

Pub.No. 5994-6122JAJP

イオンクロマトグラフィー/四重極飛行時間型高分解能質量分析による、リチウムイオン電池の電解液に含まれるリチウム塩の主要成分の分析

この研究では、Metrohm 930 イオンクロマトグラフィーシステム（IC）と Agilent 6546 LC/Q-TOF を組み合わせて、リチウムイオン電池電解液に含まれるリチウム塩の主要成分を同定するためのメソッドを確立しました。直接注入の前に、電解液サンプルを希釈し、ろ過しました。リチウム塩の主要なアニオン成分をアセトニトリルと Na2CO3 + NaHCO3 の混合溶液システムで分離してから、高分解能質量分析で分析しました。このメソッドを使用して、複数のアニオン（ジフルオロリン酸、テトラフルオロほう酸、ヘキサフルオロリン酸、ビスフルオロスルホニルイミドなど）と、リチウム塩の分解生成物（シュウ酸）を同定することに成功しました。

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