Pub.No. 5989-8748JAJP
タンパク質の多くはキラル認識能を示し、キラル HPLC カラムの基盤として使用されます。オボムコイドタンパク質 (分子量 28,000) は、鏡像異性体の分離に関して、特に優れた性質を備えています。このオボムコイドタンパク質は、N, N1-ジスクシンイミジルカーボネートとの反応により、アミノプロピルシランで誘導体化した 120Å の 5-µm シリカ粒子上で固定化され、Ultron ES-OVM カラムの充てん剤を形成しています。この共有結合オボムコイドカラムは、酸性、塩基性、中性化合物を用いた各種のキラル分離において、特に優れた性能を発揮します [1-10]。この技術概要では、Ultron ES-OVM カラムのクロマトグラフィ特性の一部を解説するとともに、キラル分離メソッド開発の最適化に関する実用的なヒントを提供しています。さまざまな構造を持つ鏡像異性体の分離におけるこの HPLC カラムの性能を示すアプリケーションの実例も紹介しています。
分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
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キーワード | Ultron ES-OVMカラム、キラル分離メソッド、HPLC、5989-8748JAJP |
掲載年月 | 2008/10 |
ページ数 | 14ページ (PDFファイルサイズ 1.20MB) |