Access Agilent 2016年10月号

Agilent IDP-3 ドライスクロールポンプによる、
クリーンかつ静かで信頼性の高い GC/MSD 分析

Paul Tripp, Agilent Product Manager for MS Supplies

最近発売された Agilent IDP-3 ドライスクロールポンプによって、多くのラボがオイルフリーに移行しています。以前の Access Agilent eNewletterで説明したとおり、GC/MS システムの重要なコンポーネントは真空システムです。この独自のオイルフリーソリューションを使用することで、オイルポンプのメンテナンスに関する問題の多く (漏れ、廃棄コスト、汚れ、安全性の懸念) を解決できます。

図 1. Agilent ドライスクロールポンプは、既存の GC/MSD システムに最適なソリューションです。

図 1. Agilent ドライスクロールポンプは、
既存の GC/MSD システムに最適なソリューションです。

オイルフリーの真空システムによるクリーンかつ簡単な
メンテナンス

世界中の GC/MSD のお客様からのクレームで、最も多いのがオイルポンプの漏れです。特許取得済みの技術である Agilent IDP-3 ドライスクロールポンプは、シンプルなデュアルスクロールメカニズムによってオイルフリーの真空を作ります。通常必要なメンテナンスは、2 個のチップシールと 1 個の O-リングの交換だけです。このシンプルでクリーンなメンテナンス手順は、機械に関する標準的なスキルがあれば 30 分未満で簡単に完了できます。

多くの既存の GC/MSD システムでも使用可能。

Agilent ドライスクロールポンプシリーズは、改良を重ねて、既存の Agilent 5977 、5975、および 5973 GC/MSD システムを使用するラボにとって最適なソリューションとなっています (図 1)。Agilent IDP-3 ドライスクロールポンプは少ない設置面積、軽量、少ない消費電力という特長を備えており、お客様のシステム設計に簡単に合わせることができます。

取り扱いが難しいオイルポンプを設置が可能な変換キットで交換

Agilent G6696A キットがあれば、オイルフリーポンプに移行できます。IDP-3 ドライスクロールポンプは、取り扱いが難しいオイルベースのロータリポンプの交換に必要なすべての内容物が同梱されています。

各ユニットには、詳細な設置ガイドが付属しています。設置ガイドについては、Web サイトで入手できます。また全体的な設置プロセスについては、ビデオの手順に従えば簡単です。このビデオでは IDP-3 の利点についてもご紹介しています。

図 2. IDP-3 の電源ユニット

図 2. IDP-3 の電源ユニット

設置キットには、24 V の電源も含まれています。これは、MSD に直接接続するためのものです (図 2)。このため国ごとの電圧で注文する必要がなく、注文が簡単になります。

Agilent G6696A キットには、Agilent GC/MSD システムの全バージョン (5977、5975、5973 を含む) 用のフィッティングが付属しています。これらのフィッティングを同梱の新しい真空チューブと一緒に使用すれば、以前のロータリポンプからのオイルによる汚染を除去できます。

アジレントの幅広い高性能機器

アジレントは、幅広い GC/MSGC/Q-TOFGC/MSD 機器を提供しています。これらのソリューションは、現代の分析ラボが求める効率性、柔軟性、堅牢な性能を備えています。また、これらのすべての機器には優れた検出限界という特長があり、競合製品との差別化が可能です。GC/MS ソリューションおよびアプリケーションの記事については、アジレントのオンラインライブラリを参照してください。Agilent IDP-3 ドライスクロールポンプについて詳しくは、アジレントの担当者 にお問い合わせください。