Access Agilent 2011年9月号

高い不活性さを持ち、寿命の長い Agilent CrossLab ウルトライナート GC ライナによるデータ品質の向上とラボのコストの削減

Patrick Conway
アジレント カラム&消耗品担当

近年、半揮発性サンプルで高いスループットを実施している環境分析ラボの分析科学者は、GC および GC/MS 用の新しい Agilent ウルトライナートライナの性能に大変驚いています。ウール付きのスプリットレスシングルテーパバージョンを使用することで、Agilent ウルトライナートライナの寿命が、これまでの一般的な 3 ~ 5 日間の 2 倍、つまり 7 日間になることに気付きました。さらに、安定性が非常に優れているため、ラボでカラムを切断する必要がある回数が少なくなりました。特に、ウールなしのライナを使用すると、DDT (<20%) 殺虫剤の劣化を防ぎ、植物成長調整剤、クロロコリンクロリドの劣化を避けるために、カラムを毎日切断する必要がありました。つまり、アジレントのウルトライナートライナを使用すると、分析科学者は長いカラム寿命を活用して、ラボの生産性を大きく向上させることができます。

また、アジレントウルトライナートライナの性能を通常のライナと比較し、検出下限に変化がないことも確認しました。実際には、特に 2,4-ジニトロフェノールと 4,6-ジニトロ-2-メチルフェノールでウルトライナートライナの方が通常のライナよりも高い性能を示しました。

一貫性を失わない分析結果

環境サンプルの分析では、機器の条件に大きな影響を与える可能性がある非常に活性の高い、つまり「ホットな」サンプルを日常的に扱うことになります。さらに、ガラスウールは大きい表面積を持ち、不活性化処理が十分にできないため、歴史的に多くのアプリケーションで使用が制限されてきました。Agilent ウルトライナートライナでは、ガラスウールと不活性化処理の向上により、この点が問題ではなくなりました。したがって、ガラスウールライナのすべての利点を活用し、さらにホットなサンプルでも卓越した一貫性を持つ分析結果を得ることが可能です。

感度を失わない低濃度サンプル

環境サンプルの分析を行うラボでは、通常はウールのないライナを使用して、低濃度の対象化合物の分解を防止しています。しかし、ウール付きの Agilent ウルトライナートライナを使用すれば、感度が失われることはありません。したがって、均質なサンプルの混合および蒸発、不揮発性残留化合物のトラップ、カラムおよび検出器の保護など、ウール付きのウルトライナートライナによって得られるメリットは、活性化合物のクロマトグラフィや感度を犠牲にして得られたものではありません。

不活性および生産性

Agilent ウルトライナート GC ライナにより、最高の信頼性で微量分析を実行することができます。ライナは一貫した不活性レベルを提供するため、困難な活性化合物の検出能力、感度、ピーク形状が向上します。また、化合物の吸着が最小限で、優れた再現性によってさらに確度の高い定量が実現します。

高品質の Agilent ウルトライナートライナウルトライナート GC カラム、またガスクロマトグラフィシステムの主要ブランド向けに用意された Agilent CrossLab 消耗品の詳細をご覧になり、微量分析を最高の信頼性で実行してください。