【NEW】6495D トリプル四重極 LC/MS

LC/MS システム

【NEW】6495D トリプル四重極 LC/MS

新しい 6495 トリプル四重極 LC/MS システムは、多くのサンプルを分析している研究および検査ラボ向けに設計された、きわめて高い性能を実現しているシステムです。最新の革新的な iFunnel 技術を搭載したこの LC/MS/MS は、例えばオミクス、食品、環境分析における、高濃度マトリックス中の最も分析困難な成分において、ppq レベルの検出限界を達成すると同時に、ミリ秒未満のドウェルタイムによる高精度を実現しています。

きわめて高い質量分析性能に加えて、要求の厳しい継続ルーチン分析向けに設計された内蔵の機器インテリジェンスが搭載されています。AI ベースの SWARM チューニング、VacShield、アーリーメンテナンスフィードバック(EMF)ダッシュボード、スケジュールドチューン、Intelligent Reflex などの機能により、システムは長期にわたり最高の性能で高い生産性を維持しているため、安心して使用することができ、分析ラボの費用対効果を最大化します。

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特長

  • 第 4 世代の革新的な iFunnel 技術により、ESI でイオン化したイオンを多く質量分析計内に導入することができるため、iFunnel を搭載していないシステムと比較して、シグナル応答と検出限界が大幅に改善されます
  • SWARM オートチューンは、多因子最適化人工知能アルゴリズムを使用することにより、システムを最適な状態に調整します
  • Intelligent Reflex ワークフローでは、サンプルの保証またはサンプルスループットの向上に注目した、データ依存型サンプル再注入プロトコルが採用されています
  • VacShield により、システムをベントしなくても、マトリックスによる汚れを即座に簡単にクリーンアップできます
  • スケジュールドチューニングにより、ルーチンメンテナンスの負担が軽減され、質量分析計は常に最高の性能が維持されます
  • アーリーメンテナンスフィードバックでは見やすいダッシュボードが用意されており、LC/MS 機器の状態を視覚化し、次回のメンテナンス作業に備えて準備する際に役に立ちます
  • アプリケーションに特化したチューニングとワークフローにより、脂質、代謝物、ペプチド、タンパク質(消化済み)、PFAS、農薬の分析と定量を簡単化します
  • 化合物オプティマイザで、メソッドを作成するかまたは既存のメソッドに新規化合物を追加することにより、メソッドを迅速に開発できると同時に、自動チューニングにより、新規化合物ごとに最適な MRM トランジションを開発できます
  • MassHunter 12 以降で Agilent LC/MS 機器間のメソッド移管をシームレスに実施することにより、メソッド開発時間を短縮し、システム間でのメソッド移管の負担を軽減します

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仕様

  • コリジョンセルのクリアランス時間
    • <1 ms
    寸法(幅 x 奥行き x 高さ)
    • 47.5 cm x 77.3 cm x 91.5 cm
    イオン源
    • ESI
    • AJS
    • APCI
    • マルチモード(ESI + APCI)
    • ナノ ESI
    MRM スピード
    • 500 MRM トランジション/秒
    質量範囲
    • m/z 5~3000
    最小 MRM ドウェルタイム
    • 0.5 ms
    極性切り替えスピード
    • <25 ms
    四重極分解能(FWHM)
    • Unit = 0.7 Da
    • Wide = 1.2 Da
    • Widest = 2.5 Da
    スキャンスピード
    • 18700 Da/s

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アプリケーション

  • 包括的なターゲットメタボロミクスワークフロー

    ターゲットメタボロミクスの目標は、代謝物の規定グループを定期的に検出して定量することです。6495 LC/TQ はこの作業に最適なシステムです。これは、短いドウェルタイムの間に高い再現性と感度でデータを取り込むことにより、1 回のクロマトグラフィー分析で数百の成分を分析できるためです。このシステムを、1290 Infinity II Bio LC システム、HILIC-Z クロマトグラフィー、Bravo Metabolomics Sample Prep Platform、Captiva EMR、Mass Profiler Professional など、その他のソリューションと組み合わせて、包括的なワークフローを実施することにより、生物学に関する深い知見が得られます。

  • 血漿リピドームの集団分析

    6495 トリプル四重極 LC/MS の分析感度、速度、堅牢性を活用することにより、数百の異なる脂質種を短い分析時間と高度な特異性で測定できます。このような利点は、リピドームを詳細にマッピングする際に役に立ちます。これらの技術の中で最も興味深いアプリケーションは、集団レベルでの脂質分子の研究であり、脂質種、生化学パスウェイ、および生物学的状態の間の関連を明らかにすることです。詳細については、血漿リピドームの詳細な分析用のメソッドをご覧ください。

  • 標準またはナノフロー HPLC を用いた定量プロテオミクス

    Jet Stream イオン源を備えた 6495 LC/TQ は、超高感度、高い再現性と堅牢性を実現しており、ターゲットペプチドの定量で優れた性能を発揮する、強力な標準フロー LC/MS です。このシステムは、血漿タンパク質由来ペプチド分析で使用されており、このシステムがナノフロー/ナノ-ESI の検出限界に到達していることが実証されています。

    また、サンプル限定の特定のアプリケーションでは、6495 LC/TQ を Evosep One と組み合わせることにより、集団研究に適した堅牢で耐久性のあるナノフロー分析が実現されます。

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