1260 Infinity II Bio-SEC システム

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1260 Infinity II Bio-SEC システム

1260 Infinity II Bio-SEC システムは、生体ポリマー分析の課題に対処できるように設計されたサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)システムです。メタルフリーの流路が、塩濃度や pH 値が極めて高い過酷な分析条件でも、堅牢で信頼性の高い運用を保証します。冷却オプションのついた 1260 Infinity II GPC/SEC カラムサーモスタットがサンプルの品質を保証します。また、SEC MALS 検出器を使った多角度光散乱などの高度な検出方法により、溶液に含まれる巨大分子の絶対分子量やサイズ、構造を測定できます。

本システムは、この独自の組み合わせを使うことで、高度な検出器によるタンパク質のモル質量や純度、凝集体分析のための完璧なソリューションを実現しています。

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特長

  • メタルフリーのサンプル流路が生体ポリマーの確実な特性解析を実現します
  • アクティブシールウォッシュと 4 つの移動相混合による高塩濃度耐性と広い pH 範囲が、柔軟性を押し上げます
  • 専用の SEC カラムサーモスタットが、大容量と冷却機能をもたらします
  • 多角度光散乱(MALS)検出器を柔軟に追加できるため、生体ポリマーの凝集体、サイズ、形状の特性解析が可能になります
  • WinGPC ソフトウェアが準拠ソフトウェアをサポートしているため、専用の SEC ソフトウェアプラットフォームが提供されます
  • マルチ検出器や動的光散乱検出器の追加により、さらに多くの情報が提供されます

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用途

  • CQA 分析:Bio-IEX および Bio-SEC による電荷変異体と凝集体の分析

    バイオ医薬品としてモノクローナル抗体が注目されており、その開発および製造段階において、その重要品質特性(CQA)を詳細に解析することが重要です。CQA には、先発薬やバイオシミラーの重要なバリエーションを詳細に特徴付ける凝集解析や電荷変異体解析が含まれます。Agilent 1260 Infinity II バイオイナート LC と Agilent AdvanceBio カラムを用いた 2 つの分析ワークフローによる、異なるメーカーの 2 種類のリツキシマブバイオシミラーと先発薬の凝集体および電荷変異体のプロファイルを比較した結果をご覧ください。

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  • タンパク質の生産と研究開発における凝集体分析

    多くのバイオ医薬品アプリケーションにおいて、モノクローナル抗体(mAb)やタンパク質の凝集の程度は、特に重要な品質属性分析(CQA)において、多くの条件下で正確に特性評価および定量化する必要があります。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)は、生体ポリマーを分析するための優れた手法であり、分子量だけでなくタンパク質構造の違いによる分離が可能なクロマトグラフィーです。このアプリケーションでは、Agilent Buffer Advisor ソフトウェアを Agilent 1260 Infinity II Bio-SEC システムと使用して、凝集体分析を最適化する方法についてご覧ください。

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  • サイズ排除クロマトグラフィー(SEC):抗体薬複合体の分析

    モノクローナル抗体(mAb)の効能は、適切な一次、二次、三次、四次構造に関係しています。製造プロセス、保管、輸送条件に、凝集が発生する可能性があります。凝集体が効能や溶解度に影響を与え、深刻な免疫原性反応につながる可能性があります。そのため、抗体薬複合体を含む mAb は、重要品質特性分析の対象となります。SEC は、生体ポリマーを分析して mAb 凝集体の数を決定するために最も一般的に使用される液体クロマトグラフィー手法です。

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