熱伝導検出器(TCD)

GC 検出器

熱伝導検出器(TCD)

熱伝導検出器(TCD)は、キャリアガスを除くほぼすべての化合物に応答するガスクロマトグラフィー用の汎用検出器です。一般に、永久ガス、軽質炭化水素、および水素炎イオン化検出器(FID)にうまく応答しない化合物の GC 分析に使用されます。

Agilent Intuvo 9000、8890、8860、および 7890 GC システムで使用されるシングルフィラメント TCD は、リファレンスガスやポテンショメータのマニュアル調整を別途必要とせず、バルブスイッチングを使用する他の TCD で一般的に見られる信号ドリフトを最小限に抑えて安定したベースラインが得られます。

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特長

  • 最小検出下限は、Intuvo 9000、8890、および 7890B GC では 400 pg トリデカン/mL、8860 GC では 800 pg トリデカン/mL 未満です(ラボ環境の影響を受ける可能性があります)。
  • Intuvo 9000、8890、および 7890B GC では 105(± 5%)、8860 GC では 105(± 10%)を超える直線ダイナミックレンジ
  • 自の流体切り替え構造により、低ドリフトで起動から短時間での安定化を実現
  • キャリアガスよりも高い熱伝導率を持つ成分に対して、単極性の分析プログラムが可能(Intuvo 9000、8890、および 7890B GC)
  • 2 種類(ヘリウム、水素、または窒素)のガスに対応した標準 EPC(Intuvo 9000、8890、8860、および 7890B GC)
  • 最大使用温度400 ℃
  • 8890、8860、および 7890 GC の左側に 3 番目の検出器として、または 8890 GC の上部に補助検出器として取り付け可能

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